出張先のホテルで上司と同室に…シャワー上がりの上司はかっこよくてドキドキしてしまい… (ページ 3)

「稲葉?」
「えっ!?」
「わ。悪い、寝てたか?」

もうイけると思った時、突然後ろから桜田さんに声をかけられた。
一人でするのに夢中になっていて戻ってきた事に全然気が付かなかった。
桜田さんは今度はきちんと室内着を着ているのに、私にはさっきの裸体しか見えず心臓が爆発しそうな程音を鳴らして、息苦しい。

「…顔が赤いけど、もしかして仕事の疲れが出たか?」
「ちが、ちょっと!」

心配そうに眉を潜めた桜田さんがこちらを見ながら布団を捲った。
慌てて布団を抑えようとしたけれど、布団は捲られて布団の中で乱れていた私の姿が顕になる。
紐で結んでいた室内着は乱れて胸は丸出し、下着にシミが出来ているのももしかしたら見えているかもしれない。

「…悪い!その、あれだ。もう少しかかるなら俺暫く出るけど…」

布団をかけ直され桜田さんが目をそらした。
こんな風に桜田さんはとってもいい人だ、それなのに悪い私は我慢できなくなる。

「…桜田さんのせいなんで責任とってください」
「お、俺のせい?」
「あんなエッチな姿見せられたら私だってムラムラしますよ!」

ぐいと無理やり桜田さんに迫り室内着の紐を解く。
ほどけた胸元からは先程の鍛えられた身体が見えた。これに抱かれたら…、私は期待でどんどん蜜が溢れるのが分かる。

「…俺のせいならスッキリさせてやらないと駄目かな」
「えっ」

私が迫っていたはずなのに、気づけば私はベッドに寝かされている。
視界に桜田さんと天井が、薄暗い光の中見えてわけのわからないまま私の口は塞がれる。

「んッ…」

桜田さんの唇はガサツ用なのに柔らかくて気持ちいい。
滑り込んできた舌は手慣れた様子で私の口の中を弄る。
息が切れて苦しくなり桜田さんの肩を押すと彼は直ぐに身体を離して私を見下ろした。
 
「…やめるなら今のうちだけど」
「やめないです…」

桜田さんとは普段から仲がいい上司と部下の関係だと思う。性欲どころか恋愛感情すら抱いたことは無かったはずなのに。
桜田さんが肌に触れると、私の身体は熱を帯びて、もっと触ってと言葉が口から溢れ出る。

「可愛い」
「桜田さ、ん。ッ…ぁ…」

桜田さんが唇で私の乳首を転がす、尖端は舌で優しくつつかれて声が出るのを必死に抑える。
桜田さんの手は私の肌を撫でながらだんだん下に降りていき、そのまま私のパンツを脱がせた。

「大洪水じゃん、…一人でしてたんだもんな。そりゃそうか」
「恥ずかしいから言わないで…」

薄暗い部屋とはいえ、それでもまじまじとあられも無い姿を見られるのは恥ずかしい。
顔を手で隠していると、桜田さんの手で私の足は大きく広げられる。
ぐちゅりと音がして桜田さんのモノが私にあてがわれる。

「稲葉、入れるぞ…」
「くぅぅうッ…」
「壁、薄いから声抑えて」

桜田さんのモノでお腹の中を押し上げられる圧迫感に頭の奥が痺れて声が漏れた。
自分ではどうしようも出来ない嬌声を、桜田さんが私の口を手で優しく塞いだ。

「ふっ…うぅ…んん…」
「凄い中締まるな…すぐ出しちゃいそうだ…」
「え、桜田さん…ゴムは…?」
「してない」

とっさに抜いてもらおうと思って桜田さんを押すと、彼は逆に私の腰を掴んで何度も激しく突き上げる。
ここが気持ちいいんだと教え込まれるような動きに私は思わず仰け反り、声を抑えながら目の前に弾ける火花を見つめていた。
 
言い返す気力もなくなった私を見下ろしながら、わざとカリが引っかかるように入り口を浅く出し入れして、お腹の上から子宮を撫でた。

「稲葉、ゴム付けたら気持ちよさが半分になるけどいいの?」
「…やだ…」
「だよな、俺もヤダ」

桜田さんは私の言質を取ると、嬉々としてまた腰を振り始める。
私の弱い部分を見つけると、私の反応を見ながらじれったく刺激する。
気持ちよさの緩急で頭がおかしくなりそう。

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