出張先のホテルで上司と同室に…シャワー上がりの上司はかっこよくてドキドキしてしまい… (ページ 2)

髪の毛からはまだぽたぽたと水が垂れ、室内着すら着ずにボクサータイプのパンツだけを着た桜田さんは、程よく身体が鍛えられていてなんだかやけにセクシーで目を奪われた。 

「…そんなに見るなよ、スケベ」

私の視線に気づいてキャッと胸を隠した桜田さんに、肩にかけていたバスタオルを投げつける。
 
「…っ!あんまりにも格好がわんぱくすぎてびっくりしただけですよ!風邪ひきます!」
「厳しいことで」 

桜田さんは私に投げつけたバスタオルを持ったまま、ぶつぶつ文句を言いながらドライヤーが備え付けられているユニットバスに戻った。
 
「びっくりした…」

目に焼き付いた桜田さんの姿は私の胸の奥を熱くさせる。
そして、女としてそんなに意識されていないのかとがっかりしている自分がいるのに気づいた。

「いやいやいや…」

私だってそもそも桜田さんを男性として意識していなかったはずだ。
だからこそ同室で眠る事を選んだはずなのに。
考えないようにしたくて、頭の中はどんどんそういう方向に持ってかれる。

「…早く寝よう」
 
強制的な思考停止、スキンケアの道具が入ったポーチをベッドテーブルに置いて電気の光量を落とした。
桜田さんがベッドに入った時に背中を向ける体勢で布団に潜り込む。
考えないように、考えないように。…だけど、ちょっとだけ。
  
私は息を殺し手を足の間に当てた。
室内着の隙間から手を入れてパンツに触れると、クロッチの部分がじんわりと濡れている。
耳を済ませるとまだドライヤーを使っている音が聞こえている。
薄い壁を挟んで、裸体の桜田さんがいる。
私は手をパンツの中に手をいれて、普段一人でしているようにクリトリスを撫でた。

「ん…」

声が漏れて慌てて口に空いている片手を押し付ける。
背徳感と緊張感で普段より心臓の音が大きく聞こえてきて、濡れた指先でクリトリスを撫でる度に頭がびりびりと痺れた。
お腹の奥に熱がぞくぞくと込み上げてくる、蜜はどんどん溢れて下着をどんどん濡らしていく。

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