一人えっちが趣味の私。いつも通りしていたら、隠れていた彼氏に見つかって襲われちゃいました。 (ページ 3)
「何で広輝くんがいるの」
すっかり乱れたベッドで向き合いながら、今更の疑問を口にする。
「今日、記念日でしょ? 驚かせようと思って、ご飯作って隠れて待ってたんだけど…」
「ご飯?」
そういえば、帰宅してからお風呂に直行して、その後はベッドに直行したから、キッチンもダイニングも見なかった。
「疲れててすぐ寝ちゃうのかなって思ったらいきなりあんなの始めるから……見られたくないかなって思って、終わるまで隠れてようとしたんだけど、我慢できなかった」
確かに見られたのは恥ずかしい、けど。それよりも。
「私の密かな趣味がバレた…もう、嫌いになったよね…?」
数々の玩具を持っていることも、それを使うのに慣れていることも、全てバレてしまった。
下品だと言われてフラれたらどうしよう。
「えっ、ならないよ! 好きな子がめちゃくちゃエロいのなんて、最高だよ」
「そう、なの?」
よくわからない。けど、広輝くんがいいなら、それでいいか。
「次は二人で使ってみようよ」
そう言ってくれたのが嬉しくて、思いきり彼に抱きついてキスをした。
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