一人えっちが趣味の私。いつも通りしていたら、隠れていた彼氏に見つかって襲われちゃいました。 (ページ 2)

「…?」

 しっかり施錠しているし、気のせいだろうと思いつつ、スイッチを止めて目を開けた。

「ひかりさん」

「え、」

 開いたのはベッドの正面にあるクローゼットの扉だった。そして目の前には、彼氏の広輝くん──何で…?

 遠距離の彼氏がここにいるはずないのに、確かに広輝くんだ。

「ごめん、我慢できない…」

 混乱する私にそう言って、覆い被さってきた。

 深くキスをされながら、バイブの持ち手を掴まれる。

「んっ、んんッ…?! う、んんっ…!」

 激しく抜き挿しされて、体が跳ねるように震える。スイッチは入れてないのに、予測できない動きが、クリに当たる突起が、たまらなく気持ちいい。

 だめ、おく、あたって、きもちいい。

「っう、ん、んん〜ッ…!!」

 奥までぐりぐりと押し付けられて、イってしまった。

 やっと唇を解放されて、余韻で力が抜ける。

「なんでえ…広輝くん…」

 彼は何も答えずにバイブを抜いて、自分のベルトに手をかけた。

 前を開けて取り出したそれは、既に硬く勃ち上がっている。

 脚を抱えられて、玩具を失って寂しさを訴える下半身に、熱いそれが添えられた。

「入れる、ね」

 玩具とは違う、温もりと脈動を持つものが入ってきて、全身が快感に震える。

「あ、っあ、ああっ…!」

「ッすご…とろとろで、熱い…」

 やっぱり本物は玩具よりずっと気持ちいい。早く、早くめちゃくちゃにしてほしい。

「うごいて、広輝くん、めちゃくちゃにして…ッああ…!」

 私の望み通り、いつもより早いペースで奥まで何度も貫かれる。気持ちいい、もっと欲しい。

「やば、これ、もたない…っ」

「や、あッ、だめ、もっと…! あっ、あッ、ああっ…!」

 まだやめないでほしい、でも玩具では叶えられない、熱いものを中に注いでほしい。

 どっちでもいい、気持ちいいから何でもいい。

 ぐちゃぐちゃになった思考のまま、彼の腰に脚を絡める。

「ごめ、出る…っ、脚、離して…ッ」

「あッ、いい、からっ…このまま、して…っ!」

「う、あッ…!」

 彼が強く腰を押し付けてきて、中に熱いものが放たれる感覚がする。

 中に入っているものが何度も脈打って跳ねているのが、たまらない。

「はあっ…ごめん、ひかりさん…」

 しゅんとした声とは裏腹に、広輝さんのものはまだ硬さを保っている。

「まだ、やめないで…広輝さんので、イきたいの…」

 我慢できずに腰を揺らす。

 広輝さんの息が詰まって、脚を抱え直された。

「もう…ひかりさんが煽ったんだからね」

 その日は仕事の疲れなんてすっかり忘れて、何度も何度も彼に愛された。

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