職場の後輩男子と仕事の打ち上げで飲みに行き酔いつぶれたら、真剣に迫られたお話
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職場の後輩男子と仕事の打ち上げで飲みに行き酔いつぶれたら、真剣に迫られたお話 (ページ 1)
「蒼汰くんおめでとう!」
「美咲先輩のおかげです、本当にありがとうございます」
直属の後輩が大型契約を取ってきて、今日はそのお祝いにちょっといいお店でおごってあげようということになった。
喜んでいる彼を見ているとこちらも嬉しくなってきて、ついお酒がすすんで気がついたら──あれ、ここ、どこだ?
「起きましたか。先輩」
「…蒼汰、くん?」
薄暗い部屋で彼の表情が見えない。ここはどうやらビジネスホテルみたいだ。酔い潰れるなんて、迷惑かけちゃったな…。
「かなり酔っていたんですけど…よかった、顔色は良いですね」
そう言ってスリ、と彼の手のひらが私の頬を撫でる。かわいい、と聞こえて目を見開いた。
「ちょ、っと…からかわないで」
「からかう?冗談で上司にこんなことしませんよ」
「俺…美咲先輩がずっと好きだったんです」
「っ!?」
「先輩はいつも俺よりも先を歩いてて…だから俺、頑張ったんです」
仕事も、それ以外のことも。と言う彼は何だか苦しそうに見えた。
「ねぇ、俺のこと…そういう風には見れませんか?」
あまりに真っ直ぐにそう告げる姿に、思わず胸が高鳴った。だめだ、断らなくては。と思うのに、何も言葉を告げることができない。
そのまま彼の熱を持った瞳が近付いてきて──重なった唇から感じる熱に、抗えなかった。
「んんっ、ゃ、あ…っ!!」
「っ、先輩…かわいい、やばっ」
彼の指に翻弄されていると、首もとで熱い吐息と共にそんなことを言われて思わず体温が上がった。
すぐに私の弱いところを探り当てられて、必死に耐えているのも見透かされているようで。
「ぅ、ぁ…っだめ、~~イッ…!!!」
びくびくんっ!と達しながら背が反る。ぬちゅりと彼が指を抜く。それを寂しく思う自分がいた。
室内に荒い息が響いて、頭がぼんやりとしてくる感覚。
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