優しすぎる彼氏を嫉妬させたかっただけなのに、執着を感じる激しいえっちで気絶するまで愛されちゃって！？ (ページ 3)

「ひぅ、ッあ〜！！♡」

　ずりずり、ずりずりと、ヒロくんの節くれ立った太い指が私のナカを擦る。
　けれどたっぷり使った潤滑油のせいなのか、私のナカから溢れる愛液のせいなのか、その行為に痛みなどは一切感じない。

　いつもなら考えられないような、強い快楽を叩きつけるようなその行為に、私はただ全身を震わせて喘ぐことしかできなくて。

「あーっ！♡　っひぐッ♡　だめっ、だめだめだめっ♡　イっ、〜ッッ…へ…？♡」

　しかし絶頂の直前になって、ヒロくんが私への愛撫をぴたりと止めた。

「なん、で…？」
「“なんで”って、それ俺のセリフじゃない？　俺以外の男の匂いプンプンさせて帰ってきておいて、“なんで”イかせてあげると思ったの？」
「あ、え…」

　…ヒロくん、そんなに怒ってくれてたの？
　私が浮気したと思って？

　それって、それって…！

「ッひぎ、ぅ〜…っっ！！♡♡」
「…は？　今俺、何もしてないよね？　なんで甘イキしたの？」
「ごめッ、ごめっ、なひゃッ…♡♡」

　ヒロくんごめん、私最低だ。
　ヒロくんに勘違いさせてるって、ヒロくんを傷付けてるってわかってるのに、嫉妬されてるってわかるのが嬉しくて堪らない。

「ッ、謝りながら感じてんじゃねェよ…！！」
「ッあ！？♡♡そこっ、しょこッ♡だめ、だッ、〜っ！！♡」
「Gスポットいじられてこんなに締めつけてるくせに、ダメとかないだろ！」
「まっえ、まっ♡いく、いぐ、ッイ、〜ッッ…！！♡♡♡」

　視界がぱちんと数度明滅した直後、体中がびくびくと痙攣して、私はイってしまった。

　肩で息をしながらも、まだ碌に動かない頭に『早く騙していたことを話さないと』という考えがぼんやりと浮かぶ。
　けれど考えるだけだ。
　もう少し休息を取らなければ、それを実行するための体力も思考も戻ってはくれない。

　──のに。

「ひッ！？♡♡」

　不意に、温かくて硬いものが私の秘部にぬるついた液体を擦り付けてきて。

「待っ、ヒロくん、おねがい、お願いだから、待って…！」

　体が震えるのは恐怖からではなく快楽の予感からなのだろうが、ヒロくんの目には私が随分と怯えているように映ってしまったらしい。
　ヒロくんは笑っていない目で口角だけを上げて、私の言葉に返事をしないまま何度も何度も、何度も私の秘部に陰茎を擦り付ける。

「っ、ぅ♡…ッ♡まっ、てぇ…♡」
「はは、やだよ」
「ッあ」

　と、ばぢゅッ！と荒々しい音をたててヒロくんの陰茎が私のナカへと侵入してきた。

「あぁぁッ…！！？♡♡ひっ、ぁ、ッあ、あーっ♡♡♡」

　ヒロくんの太くて硬いそれが私のナカ全部を強く擦る。
　こんなに早くされたら痛くてもおかしくはない筈なのに、イかされた直後で敏感になっている上、散々愛撫されて愛液に塗れた状態では全部が快楽になってしまう。

「あっ♡♡あっ、ひ、ぁっ♡♡もっ♡おかっ、おかし、ぅっ♡なっ、ぁああッ♡」
「…なればいいよ。俺以外にマーキングされたら気分悪くなるくらい、俺に依存しちゃえ」
「あっ、ぁぐッ、ゃ♡っイ、ぁ、あー…ッッ！！！♡♡♡」

　ヒロくんがそう言いながら一際激しく私の奥を穿つのと同時に私も深く絶頂してしまって、そのまま意識は落ちてしまった。

　──あとでちゃんと、あやまらないと…。