行きつけのバーの綺麗なオネエ店長が、実は狼だったなんて聞いてない。 (ページ 3)

唐突にこんな流れになったが、ここは閉店後の樹の店で酔っぱらった自分が介抱されて座っていたソファーなのだ。自分の愛液で汚してしまったのではないかと慌てているとまた影が降ってきて、唯奈のおでこにそっと樹の唇が触れた。

「気にしないで大丈夫よ。それより…もう、唯奈と一つになりたいんだけど」

焦れた樹の声と情欲の火が灯った目で見降ろされて、唯奈はこくりの喉を鳴らした。

「はぃ…あの、私も樹さんと一つになりたい、です」
「ふふ、ありがと」

樹は嬉しそうに笑い「興奮して熱くなっちゃったわ」と着ていたシャツを脱ぎながら照れくさそうに言う。その姿は少し可愛らしくて、でも女性的な口調とは裏腹の鍛えられた身体に唯奈はびっくりして目を瞬かせた。

「そんなに見られると、ちょっと恥ずかしいな」
「ぁ…ぅ…ごめんなさいっ…樹さんかっこよくて」
「ふふ、ありがと。唯奈も、綺麗よ…すごく」

そう言いながら髪や頬に樹の唇が触れる。愛しまれながら身体を開かれる感覚は唯奈を多幸感で包んでいく。下着から引っ張り出された樹のペニスは鍛え上げられた身体に見合う大きさで、少しだけ唯奈が息を詰まらせるとそのたびに樹は優しく唇を啄んだ。

「ん、いいこね。全部入ったよ」
「ふぁ…ぁ、樹さんっの、おっきいの、入ったぁ」
「…っ」

樹の顔が僅かに歪み、息を飲む音がする。唯奈は自分の腹部に本当に納まったことに感動して無意識に臍の下あたりを撫でた。一つになれた幸福感でいっぱいだったが…

「ひゃぅっ、ぁ、あ!!んぁ、あっぁ、樹さん、まってぇ、あ、激しっ、ぁあっ」
「唯奈が悪いわ」

お腹を撫でていた手が取られ、樹の首元に回すようにと誘導される。ぐっと密着したからかより樹の体温が唯奈に伝わって、唯奈は熱に蕩けてしまいそうだった。

「あぁっ…奥ぅ、んん…ッぁ、あ、待ってぇ、おっぱいもしちゃだめっ、ぁあ」
「はっ…可愛い…唯奈ッ」
「んんっ、ィく、ぁぅぅ、樹さ…イっちゃぅ、ぁ、あああっ」

乳首を捏ねられながら奥を突かれると唯奈はあっという間に絶頂してしまう。腰が跳ねるように揺れ、奥を突く樹のペニスをぎゅぅぎゅうと締め上げる。はふ、はふっと息を吐きながら絶頂感に視界を揺らしていると腰をぐっと掴まれる感覚がして、唯奈はそろりと視線を自分の下半身へと下げた。

「あ、あぁ、やぁ、私、あの、イったばっかで」
「ん、ごめんね?私…まだだから。いっぱいイってていいからもう少し、ね?」
「ひあぁんっ!!ぁあっ…」

ずちゅっ、ずちゅっと濡れた音が響く。腰骨がこつりとうち当たるほどの激しいピストンにソファーがガタリと音をたてる。絶頂を迎えたばかりの体を襲う強烈なピストンに唯奈はすぐさま再びの絶頂感が募っていく。

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