知的イケメンのバーテンにおもちゃ&放置プレイでいじめられてMっ気に目覚めました

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知的イケメンのバーテンにおもちゃ&放置プレイでいじめられてMっ気に目覚めました (ページ 1)

ギギッと、重い扉を押し開けると、カランとドアベルが鳴った。薄暗い店内の奥のカウンターで、徹はグラスを拭いていた。

「いらっしゃいませ。お待ち合わせですか?」

環奈は首を横に振る。

「珍しいですね、お一人で。いつもので?」

「お願いします」

歓楽街の賑やかな通りを一本入った、暗い雑居ビルの5階。カウンターしかない小さなバーが環奈の行きつけだ。

とはいえ、一人で来るのは初めて。客、上司、同僚、後輩…思えばいつも仕事がらみの男性と一緒だった。

「お待たせしました」

指先まで手入れされたきれいな徹の手が、氷の入ったウイスキーのグラスを出してくれる。背が高くて、鼻筋が通った顔立ち。知的で控えめで聞き上手、気配り上手。これは客商売だからと言うより、彼の資質だと思う。

いつからだろうか。徹に会いたくて、2軒目は必ずこの店に来るようになり、気づけば徹に抱かれてみたいと、思うようになっていた。

だから…一人で会いにきてしまった。幸い店には、他に客がいない。

またグラスを拭き始めた徹をじっと見つめていたら、顔を上げた彼と目があった。

「環奈さん、何か言いたいことでも?」

「ばれてます?」

「ばればれですよ」

環奈は思い切って、聞いてみる。

「…私と、ダメですか?」

徹は手を止めて、にっこりした。

「いいですよ、もちろん」

え、ほんとに? …ちゃんと伝わったかな?

「飲んでてください。すぐ店、閉めます」

*****

徹の部屋は、バーのあるビルの最上階だった。部屋に入ったとたん、ドアに押し付けられ、覆い被さるように唇を奪われ、そのまま深いキスになる。

タバコの匂い。少しかさつく唇。ざらつく舌で口内を荒々しく探られる。脚の間に膝が割り込んできたと思ったら、空いている手で胸をまさぐられた。

「環奈さん、どんなのが好きなの?」

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