親の言いなりで結婚した相手は、中折れ社長と噂のイケメンで…
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親の言いなりで結婚した相手は、中折れ社長と噂のイケメンで… (ページ 1)
麻布生まれの麻布育ち。父は会社経営者で母は専業主婦。典型的な港区のお嬢様育ちの私。
「明美、おまえ本当に車でヤるの好きだなぁ」
外国車のSUVの運転席に座る男の膝に跨り、私は今日も気持ちよく腰を動かしていた。
ああ、この狭さがいいのよ。国産車にはない高級感のあるシートがキュッキュッと音を立てて、スプリングがいいからバンバン跳ねるし。
「いいわぁ…ああんっ、気持ちいい、もっと、もっとよぉぉ」
引き締まったお腹を前後に激しく揺さぶりながら、私は派手に喘いだ。だって、このたっぷりGカップのオッパイを男が美味しそうに咥えるから、最高なのよ。
「おまえ、もう33だろ」
ちょっと…トシを言われて、私の腰が止まった。
「25、6ならまだしも、その年でこの遊び方は、そろそろ痛いと思うぜ」
「何よ、この私にケチつけんの」
「女王様も、とっくに賞味期限が切れてんだよ。乳も垂れてきたし、第一、喘いでいる顔がババア臭くて、萎えるんだよなぁ」
私は男のものを体の中に入れたまま、男の頰を思い切り叩いた。
「いい加減、自分を見つめろよ。50、60までセックス漬けなんて有り得ないぜ。これ、最後の忠告。俺、もう結婚するから。すんげぇ可憐で品のいい子と」
「どうせそこいらの貧乏人でしょ、勝手にすればいいわ」
私は男から滑り降りて、ミニのドレスを直しながら外に出た。
「どんなお嬢でも中身が無けりゃ、ただのヤリマン、遊ぶ気もしねぇよ」
パンティとヒールを私に投げつけ、男はファサッとドアを閉めると、挨拶もせずに行ってしまった。
私は裸足のまま、SUVの後ろ姿を見送った。
*****
何だか仕事に行く気も失せて、会社も辞めて、ジャージの上下で部屋に閉じこもるようになってしまった私に激怒し、父が結婚を決めてきた。
そう、決めてきたのだ。
ちょっと、人の人生、何勝手なことしてくれてるの、という争いの気持ちもなく、私はただ従った。
拒んだら一切の生活費を打ち切ると言われたからだ。
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