内緒にしてた”裏の顔”が夫にバレてしまってたくさんいじめられた私 (ページ 2)

慎司さんは昨日から出張に出かけた。

「明後日帰ってくるね!」

そう言っていたので、留守のうちに筆を進めていたところ。

今日は仕事が忙しかったので、描いている途中でうたた寝をしてしまったようだ。

*****

ヴヴヴヴヴヴーーー

(ん…地震かな…揺れてる気がする…)

ヴヴヴヴヴヴーーー

(あ、違う、私車を運転してるのか。)

ヴヴヴヴヴヴーーー

(車…?なんでアソコにだけ振動が…?)
(やだ…なんか気持ちいい…)

…ってそんなわけなくない!?
ハッと目が覚めた。

「ひゃっ……!!え…!?」

目覚めた私のアソコには電マが当てられている。

そして目の前にはそれを手に持った慎司さん。

「おはよう、センセ♡」

「慎司さん!?なんで!?」

出張に行っているはずの夫が、なぜか電マを持って目の前にいる。

「まさかさくらがな〜」

(!?!?)

やばい…原稿を広げたまま寝てしまっていた。

おまけに今ちょうどエッチなシーンを描いていたところだった。

「こんな物まで持ってたなんて」

「あ、や、これは、その、えっと、」

どこから説明したらいいのかわからない。

編集さんから次の話でおもちゃを使った描写が欲しいと言われ、それを描くために参考にと渡されていたのだ。

家で絶対に見つからないように、ポーチを二重にしてクローゼットに隠していた。

「それに結構過激なんだね〜。”手を赤いリボンでしばられて、ベッドに両足をしばられ、自由を奪われてひたすら責められる”、ねぇ。」

「さくらこういうことしたかったんだね。」

「や、えっとこれはだから、仕事!副業!…副業で、クライアントの要望で今こういうはな…」

慌てて言い訳する私の口が塞がれた。
激しい…今までされたことないくらい激しい口づけをされる。

「いい作品作るには実体験があった方がいいんじゃない?」

にやっと笑った慎司さんは低い声でそう囁き、私の手を引きベッドへ誘った。

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