マッチングアプリで出会った彼に欲求不満なM心を刺激され、彼だけの雌犬になる話
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マッチングアプリで出会った彼に欲求不満なM心を刺激され、彼だけの雌犬になる話 (ページ 1)
美空は少し緊張しながら公園の入り口で携帯を眺めていた。今日はマッチングアプリで連絡を取り合っていた相手との初めてオフ会。落ち着かない気持ちで立っていると頭上にすっと影が覆った。何事かと顔をあげると、自分よりかなり高い身長の男性が眼の前に立っていた。
「えっと、美空ちゃん?」
「あ、はい。えーと…竜星くん?」
美空の問いかけに竜星と呼ばれた男は嬉しそうに幼気に笑った。美空は眼の前の男性に少しだけあっけにとられた。なぜなら美空が使っていたマッチングアプリは普通のアプリではなく…特殊な性癖を持つ人達の出会いの場として作られた物だった。お互い、アプリに写真を載せていたわけじゃなかったから顔を見るのは今日が初めてで、美空は正直こんな毒気のない人が来るとは思わず固まった。
「おーい、大丈夫?」
「あ、ごめん!背高くてびっくりしちゃった」
美空は慌てて取り繕い微笑むと、竜星もつられるように微笑んだ。とりあえず2人は公園に来ていたキッチンカーでコーヒーを買うとしばらく歩いたのち、人気のないベンチへ腰を下ろした。
歩きながら少し話したことで緊張がほぐれ、ベンチに腰掛けると2人は改めて互いの性癖について確認のような擦り合わせをした。
美空はM気質で、徹底的に攻められてみたいと常々思っていた。普通のセックスでは解消しきれない鬱憤がもう長い事溜まっていた。恥ずかしげもなく、真昼間の公園でそんな話を初対面の男性相手にコーヒーを啜りながらしているなんて、どうかしていると思いながらも美空の愚痴は止まらなかった。
「ずっと大変だったね、美空ちゃん」
「はは、ごめんね。私ばっかり…竜星くんは、その」
「ん、俺は…好みの子に対して、そのちょっと支配欲求衣があって…意地悪したくなるっていうか」
「そっかぁ」
「ちなみに、美空ちゃん…すっごい、俺の好み、です」
じっと見つめられて、美空はコクリと喉を鳴らす。そんなことを言われるとドキドキしてしまう。美空はおずおずと見つめ返すと竜星は少し頬を赤らめて笑う。とても相手を虐めたいと言うタイプには見えないなと彼の笑顔と性癖のギャップを感じているとそっとコーヒーを持つ手を包まれた。
「それで、美空ちゃん的には…その、俺はどうかな?」
こてりと首をかしげて問われ、きゅんっと胸が音をたてる。こんなに可愛くて、本当にそういう事が出来るんだろうか…なんて信じられないけど、美空にとっても竜星は好みの容姿だった。だが、いくら好みの容姿だとしても美空にとって今重要なのは燻ぶったドM願望をどれくらい満たしてくれるか、そこなのだ。
「正直、竜星くんめちゃくちゃ好みだよ。でも、その…」
「どこまで俺が対応できるか、気になる?」
「うん」
美空の言いたい事を汲み取った竜星が少し考えるように視線を足先に向け、それからそっと顔を美空の耳元に寄せる。
「今、俺ローター持ってるんだけど、下着ここで脱げる?」
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