片思いしていた彼が童貞と知り、初めての女になりたくて誘惑したら何故か嫉妬されて… (ページ 5)

優弥がふぅふぅと息を吐きながら気持ちよさを堪えるように眉を寄せる。可愛い。こんな顔するんだ。
私はたまらなくなって優弥の首筋に手を回して抱き寄せる。

「奈琉！？」

「優弥、優弥、可愛い、うぅ、も動いて？お願い」

「…ッくそっ」

優弥が小さく舌打ちをし、そのままガツガツと腰を振られる。優弥の熱が私の一番奥を押し上げるたびに気持ちよくて声が出てしまう。ギシギシとベットが軋むほど揺さぶられて、頭の中が真っ白になっていく。

「んんっ、優弥、すきっ、ぁ、あ…イく、イくぅっ、ぁあっ」

「奈琉ッ」

優弥が慌てたように私の中から出ていく。ぐっと眉根を寄せると、数度真っ赤になってるペニスを扱いて私のお腹の上に熱を吐き出した。私は絶頂感と喪失感を同時に味わってただぼぉっとお腹の上の温い熱を眺めていた。

「奈琉、ごめん。大丈夫か？」

「ん、大丈夫。それで…童貞卒業どうだった？」

「あーそれな…俺、奈琉が好きなんだなって自覚出来て良かった」

「へ？は？か、感想それ？」

「おう。というわけで、恋人になってください」

満面の笑みを浮かべながら再度私を押し倒す優弥に私はあっけにとられる。セックスしたからって好きになる！？とか信じられない気持ちで見ていると彼はニヤリと口角を上げる。

「俺、そこまで単純じゃねーし。奈琉は変な所にぶちんだな、これは所謂わからせ案件ってやつだな」

お前にだけは言われたくないわー！！！なんていう私の声は優弥の唇に奪われていった。