家で帰りを待ってくれていた彼が、疲れた私にマッサージをしてくれると言ったけど…!? (ページ 2)
ルームウェア越しに胸の膨らみを優しく揉まれ、熱っぽい吐息が自然と漏れてしまう。私は思わず両脚を擦り合わせた。
「は、ぁ…ん」
「あー…柔らかい」
「…なんかその言い方ちょっと変態っぽい」
「えっひどくない!?」と声を上げる瑞樹につい笑ってしまう。
くすくすと笑みを漏らしていると、上着の裾から大きな手のひらが入ってきた。
あとはもう寝るだけ、なんて思っていたので下着はつけていない。
直接胸に触れる手のひらの感覚に思わずぴくりと肩が跳ねてしまう。
「あっ、あ…ん、ぅ…」
「…息上がってる。気持ちいい?」
「ん…気持ちいい」
久しぶりに触れられて感度が鈍くなっているどころか、ずっと待ち望んでいたからなのだろう、いつもより過敏になっているのが自分でもわかった。
胸を揉まれ、いたずらに尖りに触れられる。
指先でつままれただけで胸の尖りがかたくなっていくのがわかって、恥ずかしくなった。
「…すごい、こりこり」
「やぁ…っ、あ、そんなふうに言わないで…あっ、ん」
「ちょっと触っただけですぐかたくなった」
「んっ、ん……だって」
はあ、と喘ぎ混じりの熱い吐息をこぼしていると、瑞樹にソファに寝るようにうながされる。
私は彼に手伝ってもらいながら、後ろにある大きなソファに仰向けの体勢で寝そべった。
すると私に覆い被さるようにして瑞樹もソファに乗り上げてくる。
「あっ、やあぁ…っ! あんっ、ぁ…あっ」
「ん…」
私が瑞樹を見上げるよりも早く、彼は私の胸に唇を寄せた。そうして唾液で濡れた舌でれろ、と尖りを舐められる。
わざとぴちゃぴちゃと水音を立てて舐めているのがわかったけれど、止める気にはなれなかった。
ただ舐められてるだけなのに、それがどうしようもなく気持ちいい。腰に甘いしびれが走っていく。
「あっ、あん、あっ…や、ぁ…っ」
「ふ……ん、ん…」
「あんっ、ああっ…! ひ、ぅ…っ、や、あっ…もっとして…もっとして瑞樹…」
「ん…言われなくても」
我慢できずに思わずねだると、瑞樹は胸の尖りを熱い口内に含んだ。
そして少し強い加減で吸い上げられる。たまらずびくびくと身体が跳ねた。
「やあぁっ! あっああっ、ん…んぅ」
「はは、気持ちよさそー…」
「あっ、ん、あんっ! ああっ、ひぁ…っ」
熱い舌がいやらしく動き、尖りに絡みつく。口の中でそのまま舌でなぶられ、ころころと転がされた。
胸を吸われ、舌で舐められ、自分でもおかしいと思うくらい感じてしまう。
私は腰を揺らめかせて、脚の間にある瑞樹の身体へ擦りつけた。
「んっ、ん…瑞樹」
「…我慢できなくなっちゃった?」
「うん…お願い、もうほしい…」
胸から顔を離して、瑞樹がこちらを見下ろす。
私ははあ、と熱い吐息を漏らしながら彼の言葉にうなずいた。
これから深まる激しい夜に胸の鼓動が鳴り止まない。
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