思い続けた彼と再会してホテルへ直行…即イかされたけど彼は許してくれなくて

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思い続けた彼と再会してホテルへ直行…即イかされたけど彼は許してくれなくて (ページ 1)

う、うそ…! 北斗って…こんなイジワルするの…!?

入り口に北斗の熱い先端が当たった瞬間、次に訪れる快感への期待と興奮に身体が震えた。ところが直後、北斗はびたりと動きを止めた。

(え…入れて…、はやく…!)

じれったさに腰を浮かしながら思わず薄目を開けたら、覆いかぶさっている北斗と目が合った。口元に、薄く笑いを浮かべている。

「麻実…ほら。どうしてほしい?」

言いながら、先端を麻実のいちばん気持ちいいところにすりつけてくる。トロトロになっているのが自分でわかる。

「……っ!」

そんなの…でも…言えないよっ…! 必死に意地を張って横を向いて我慢する。

と、ゆっくり……本当にゆっくり…ゆっくり…。北斗が肉を押し広げ、麻実の中心に押し入ってきた。

「…っあ、…っ、…っ、……っあぅ」

必死にこらえているのに、声が漏れてしまう。感じているのが恥ずかしい。

「あったけ…。麻実、オマエの中、ほんと……うぅ」

北斗のものが入りきると、脚の間に力強い北斗の腰を感じる。やっと、もらえた。ずっと北斗を、待っていた。

奥まで入った上に、さらにグッと腰を押し付けられて、ポルチオに圧力が届いた瞬間、

「っは、ぁぁあぁぁあああっっ!」

内側から大きな波が押し寄せてきて、麻実は一度目の絶頂を迎えた。

*****

…北斗との6年ぶりの再会は、2時間前に遡る。

社会人になって、2年目の春に開催された高校の同窓会。仕事で遅れてかけつけたら、思ったより人数が多くて誰がいるのかわからない。

とりあえずお酒を手にしたけれど、男性陣の集団の真ん中に北斗を見つけた瞬間、まったく味がしなくなった。

高校時代に美術部だった麻実は、校庭で汗を散らしながらサッカーボールを追いかける北斗を、いつも美術室の窓から眺めていた。

ちょっと冷たい感じがするのにほんとは優しくて、話が合って。大好きだったのに告白しなかったのは、当時仲のよかったクラスメートが北斗のことを好きだと公言していたからだ。

バスケ部でスラリと背が高く、美人で勉強もできる子だった。卒業式の日に、北斗に告白したらしい。

少し離れた大学に進んだ麻実は、その後のことを知らない。知りたくなかった。

北斗がその子とキスしたり、抱きあったりしているところを想像すると、悔しいけどお似合いで、可能性があるかもと思っていた自分のことがみじめだった。

忘れたいと思っていた。忘れたと言い聞かせていた。なのに、忘れたことなんてなかったと、北斗の顔を見た瞬間に思い知らされた。

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