年上のヤクザの彼に好き勝手抱かれて、感じすぎて何度もイッてしまう私
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年上のヤクザの彼に好き勝手抱かれて、感じすぎて何度もイッてしまう私 (ページ 1)
薄暗い照明だけが灯された寝室に、荒い息づかいが響く。
私はシーツを引っかくようにしてぎゅう、と握り締めた。
「あっ、ああっ、ん、紫苑さん」
四つん這いの体勢にさせられ、後ろから紫苑さんの熱く硬いそれが入ってくる。
今夜だけでもう何度抱かれたかわからない。
すっかり蕩けたそこは簡単に紫苑さんの熱を受け入れる。
「は、ぁ…っ」
低くかすれた紫苑さんの声がかすかに聞こえた気がした。
そして腰に彼の大きな手が触れたかと思うと、ぐっと身体を引き寄せられて律動が始まった。
もう上ずった声を上げることしかできない。
腕の力が抜け落ち、腰だけを上げた体勢になってしまう。
「やあっ、あんっ、ああっ! 紫苑さん、私…もう、ひああっ! もう、今日はできな…」
「まだへばんなよ、これからだろ?」
「ああぁんっ! あんっあっ、ぁ…! やぁ、も…っ、だめ、だめぇ…っ」
「は…鈴ちゃんが逃げ出したりしなけりゃ、こんなことになんなかったんじゃねえの」
「やっ…ちが、私そんなこと…」
言い訳は聞かない、とばかりに身体を揺さぶられる。
ふるふると力なく首を横に振っても、もちろんそんなことで快感は逃せない。
いったい何が紫苑さんの逆鱗に触れたのか――。
私より年上の彼、紫苑さんは裏社会に生きる人――簡単に言ってしまえばヤクザだ。
私は彼に囲われるようにして暮らしている。といってもひどいことをされてはいないし、広々としたマンションに住まわせてもらっていて、慣れてしまえば意外と快適だったりもする。
ただ、紫苑さんの許可なく勝手に外出してはいけない、というだけで。
この決まりを破ったときに限っては、紫苑さんに好き勝手抱かれてしまう。
今日だって、わざと外出したわけじゃないのに。
友達から「どうしても今相談したいことがある」と泣きながら連絡がきて、それで、返事はなかったけれどちゃんと紫苑さんに「友達のことで外に出ます」と携帯にメッセージだって入れたのだ。
友達の相談に乗り、それから急いでマンションに戻ってくると部屋には紫苑さんがいて――機嫌の悪そうな彼に有無を言わさず激しく抱かれている。
気の済むまで離してなんてもらえないのだろう。
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