お嬢様の私は、年上執事と…♡逢瀬重ねるないしょのえっち♡ (ページ 2)

「お嬢様…私に何を」

 両手を後ろに拘束してあげるとそういって狼狽える。
 おもちゃの手錠でもそれなりに頑丈にできているのね。
 彼は身じろぎをするけれど手錠は外れる気配もない。
 
 彼の瞳をじっと見つめる。やや薄い色の瞳が細まる。
 わたくしは決まっているでしょうと微笑みで返した。

「たまにはアブノーマルなのも悪くないでしょう…ね?悠」
「お嬢様にもそのような知識があったとは…」
「悠。わたくしのことは玲と呼んで」
「玲…さま」
「よろしい」

 日中ぶりかしら。また少し縮まった彼を見下ろす。
 キングサイズの大きなベッドに仰向けに寝転がった彼。
 私は彼の太ももに乗ると足の付け根の間を優しくなでる。

「…ふふ、もう膨らみかけてる」
「も、申し訳ありません、」
「それほど興奮してくれているのかしら…」

 わたくしは彼のスラックスを下ろし下着をずらす。
 わずか…というにはやや膨らんだそこを指でなぞる。
 それだけでびくびくと震える姿についいたずらしたくなってしまう。

「わたくしが、…もっと大きくしてあげるから」
「玲さま、なにをっ」

 言い終わる前に私は彼のそこの頭を口に含んだ。
 暖かい唾液で包み込みながら舌でちろちろと舐めてあげる。
 わたくしの口の中で、少しずつ大きくなっているのが伝わる。

「ん……う、おやめください、そこは…」
「ふっ…ぅ、あなたのものだもの、汚くなんてないでしょう?」
「っん…あっ、玲さまっ…!」

 言葉を返しながら舌先でくすぐってあげると彼はあっけなく果てる。
 彼は荒い息をしながら腕で顔を隠している…。
 みじめに感じたのかしら。
 でも興奮してくれているのは本当でしょう?

「はあ…」

 わたくしは大きく息を吐く。
 彼の…自分より一回り以上太い腕に手をかける。

「顔を隠さない。せっかく綺麗な顔をしているのだし」
「…すみません、玲さま…私」
「わかったなら続きをしましょう…ね?」
「う、…っ!」

 彼のそこは先の興奮を引き継いでいるのか大きいまま。
 わたくしはこれ見よがしに…がっつくわけではないけれど。
 ランジェリーをずらすようにして、彼のものを中に招き入れる。

 暖かい他人の熱と中を押し広げる優しい痛み。
 彼と逢瀬を重ねたからか、もう強い圧迫感はない。
 中とそこが馴染むのを待ってから私は腰を緩やかに上げた。

「ん、っうあ…ねえ、…わたくしの中はどう?気持ちいい?」
「はい、…っ、きもち、い…です…!」
「ん…ふぅ。いい子。いい子」

中を擦るたびに緩やかに走る、快感も痛みも愛おしい。
何度かいじめてあげると彼のそこは大きさと硬さを増したように思える。
アブノーマルなことをしても彼は興奮してくれるのね。
かわいい…本当に。

「玲さま、…っ!もう、いきそう、っです…!」
「ふ…ふふ、ふっ。わたくしも…ねえ、一緒にしましょう」
「…っ、~~っ…!」

 中に特別温かい感触がするのと同時に目の前が一瞬暗くなる。
 頭の後ろのほうが重く暖かくなるのを感じて…。
 それから心臓がどきどきと脈をうって、倦怠感が押し寄せる。

 わたくしたちはお互いに荒い息を整える。
 そうして甘美な絶頂の余韻に浸ってから口を開いた。

「…?!私、もしかして、お嬢様の中…に…」
「あら。そんなことを気にしているの?」

 みるみる顔色が悪くなる彼の頬を撫でる。

「ですがお嬢様…中に出すということはその、子ども…など」
「それはそう。ですけれど本望なの」

私はいたずらっぽく微笑んで返した。
そうしてお腹の奥の方からする愛おしさを撫でた。

-FIN-

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