治験のアルバイトに申し込んだら、媚薬を盛られてしまったお話 (ページ 2)
「ぁ…、あぁ…ッ…!」
腰が揺れるのを止められなくて、固定された身体ごと椅子がギシギシと鳴る。足りない、もっと、もっと…欲しい。
その様子を見た勇二さんは分かっているはずなのに「続けますか?」と問いかけてくる。即座にこくこくと頷いた瞬間、彼の無骨な指が私の中へと入ってきた。
「んぅぅッ!!ひ…ーーァああっ!!!」
中指の関節がいいところをかすめただけで、私はイッてしまった。
「ン、んっ、…ま、ってぇ、アッ、あ…!」
意に介さず一定の刺激を与えられて頭の中がぼやける。私から出るぐちゅ、ぬちゅ、という音がやけに響いて、理性を崩していく。きもちい、きもちい…っ。
「お薬、効いてますか?」
「っあ、きいて…っゆ、きもち…ッんんぅ!!」
奥を指先でトントンされて、言葉が紡げなくなる。そこ、もっと、もっとぉ…。
揺らぐ腰には応えてくれないまま、浅いところへ逃げてしまう指先が切ない。すると彼がこうささやく。
「今回の薬は持続時間の長いものを使っています。なので希沙さんが望むのであれば、こうして優しい刺激をずっと続けることもできますよ」
ぬちゅ、と音を立てながら、彼の指がもどかしいくらいゆっくりと私の中で動いた。
「~ッ!…ぅ、ぁ…ッ、やだ…ぃやぁ…っ」
足りない、こんなんじゃ。もっとぐちゅぐちゅにして、何も考えられないくらいになりたい。
「お辛そうですね。…どうしてほしいですか?」
「っあ、もっと、して…っ…抱いて、くださいっ…お願い」
だめなのに、欲に負けた私はそう口走っていた。
「いいですよ、薬のきいてる時間まで存分に気持ちよくなってください」
そう穏やかに笑う彼を見て無意識に指を締め付けてしまう。するとこれまでとは打って変わって奥へと進み、私の中を蹂躙する指に犯される。
そこから先は、もう何も考えられなかった。
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