声優志望の彼の声は七変化。それに振り回され、たまらなく感じてしまう私 (ページ 3)

「あー、あー、あーっ」

 抑えようとしても、どうしても声が出てしまう。そのまま雄大が乳房を掴み、麗華を抱きすくめる。繋がった体を反転させ、雄大が再び腰を動かし始めた。

 あそこが痺れる感覚に襲われる。雄大のモノがピストンするたびに、膣穴がぬかるみ我を忘れそうになる。

「あぁん、気持ちいい…、すごい…、あー」

 ぐいっと奥まで突かれた瞬間、雄大がどくっと射精した。

「あぁぁっ…、出ちゃった」

 まるで子供のような声。

「可愛い声出さないでよ」

 呼吸を整えながら、くすくす二人で笑いあう。胸に顔を埋める雄大の髪が、顔に当たってくすぐったい。

「ねぇ、好きだって言って」

「私が?」

「うん」

「言わない…」

 愛し合った直後の二人は、まだ平常心には戻れない。照れる麗華に、雄大がとびきりのイケボで囁いた。

「好きだよ」

 だめなのだ。麗華はまた股間を濡らしてしまう。イケボの男性は、みんなこんな風に女性をおかしくさせてしまうのだろうか。

 わざと背中を向けた麗華を、雄大が後ろから抱きしめる。

 次はどんな台詞が待っているのだろう。麗華はそっと目を閉じた。

-FIN-

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