出張から帰ってきた夫に玄関で激しく求められ、拒みきれずに私も求めてしまい…
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出張から帰ってきた夫に玄関で激しく求められ、拒みきれずに私も求めてしまい… (ページ 1)
結婚して2年が過ぎたけれど、夫の葵が出張で家を5日も空けるのは初めてのことだった。
たった5日間家を空けているだけ――最初のうちは一人の時間を楽しんだり、葵も何事もなく仕事を進められているか、心配する余裕すらあった。
けれどだんだん寂しさのほうが勝ってしまって、早く帰ってこないか、私はそればかり考えていた。
葵が帰ってくる予定の日。
日中に葵からスマホに「予定通り帰れそう」とメッセージが届いていたので、私はそわそわしながら帰りを待っていた。
そうして夜になって、がちゃがちゃと玄関を開ける音が響き、私はぱたぱたと急いでリビングから出ていき、葵を出迎えた。
「おかえり葵、お疲れさま」
「ただいま静」
葵を出迎えた瞬間に、気づいてしまった。
こちらを見つめる瞳にどこかぎらぎらとした光がひそんでいることに。
*****
「やっ…! やぁんっだめ、だめぇ! おねが、葵…せめてベッドに…」
「は…ごめん静、俺…もう我慢できない」
せっかく5日ぶりに帰ってきたというのに、葵はまだリビングに足を踏み入れてすらいない。
玄関からリビングに続く廊下で熱っぽく求められて、だめだと頭ではわかっていながらも拒みきれなかった。
だって私も葵にずっと触れてほしかったから。我慢できないのは葵だけじゃなくて、私だって同じだ。
いつもより性急に身体に触れられながらも、適当にされている感じは少しもなかった。葵が必死に求めてくれているのがわかって、私も早く葵がほしい、と思ってしまった。
ほんの少し触れられただけで身体は不思議なほど蕩けていった。
「あんっ、あっ、ぁ…! ゃ、はげし…っ、あぁあんっ」
「ふ…溶けそう」
廊下の壁に手をつき、後ろから葵の熱を受け入れて激しく身体を揺さぶられる。
いつもよりがつがつと必死に求められて、私はひっきりなしに声を上げることしかできなかった。
すっかり蕩けた中に、熱くかたいそれが何度も出入りする。
激しい水音と肌のぶつかる音がいやらしく廊下に響いた。
身体が敏感になっているせいか、響く水音や葵の荒い息づかいさえも快感として拾ってしまう。
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