彼氏の友人と一線を越えた私。その背徳感からいつも以上の絶頂に乱れ悶える私 (ページ 3)
「酔っ払いは嫌なのに」
「ごめん」
京香は、隆司が言い訳も甘い言葉もなしで、ただ女体を使って気持ちを整理したいのだと思った。
浮気話の相談から自分が浮気相手になるなんて、相手が隆司だからだと言い聞かせる。
彼女の物が置かれている部屋でシャワーも浴びずにセックスするのには抵抗があったが、隆司は酔っている。
どうせ記憶が曖昧なら、誰にも言えない秘密の夜を思い切り感じたいとなぜか京香は思い始めていた。
「ううっ」
隆司は執拗に舐めた。脇の下からおへそまで、何度も何度も舌を往復させる。それはむずがゆい感触で、京香はとてもじっとしていられない。
何より、隆司のペニスが大きくなっているせいで、股間が熱を放出しているかのように生温かく、思わず生唾を飲んでしまうほどだ。
「もう、あぁ、そんな…」
「感じてるの?」
口を半開きにしている京香のスカートをずり下げ、隆司がパンティーに手をかけた。ぬめぬめした愛液が恥ずかしいほど糸を引いているに違いない。
「うわ、大洪水」
そう言って隆司が濡れた部分を舐め始めた。友人にあそこを見られたことにも、京香の羞恥心を煽られる。
「あ…、ちょっと待って…、なんかすごい」
シャワーも浴びていないその部分は、きっと淫らな匂いが充満しているはずなのに、隆司はヒダもクリトリスもぴちゃぴちゃと音を立てながら色々な角度から攻撃した。
京香はあまりクンニが好きではないのにこれほどクンニが気持ちいいなんて、挿入前から取り乱してしまいそうなのだ。
「気持ちいい…、あぁん、いい」
京香の喘ぎ声はどんどん大きくなっていた。信じられないほどの愛液が滴っている。
両方の乳首を指先でコリコリされながらすぐにでもイカせてほしいと全身で訴えるが、隆司はやめる気配が全くない。
「もうイク…、そこダメだって…、あぁ、あぁん、あっ、あっ」
手足を固定された状態の京香は、必死で体をゆすりながら隆司を求めた。この異様な場面に、隆司もはちきれそうに股間が雄叫びをあげているのだ。
「硬い」
思わず手で握った京香は、隆司のペニスの硬さに驚いた。かちんこちんなのだ。
そのせいか、もうためらいはなく、積極的な気持ちにさえなっていた。
「もう無理」
「あぁ、もう挿れるよ」
「うん」
そのまま正常位で京香は隆司を受け入れた。亀頭をぐりぐりと擦られ、思わず腰を浮かせてしまう。
ぐっと膣口が開かれ、めりめりと奥まで隆司が入った。
「あん、あー、いい、いい、あー」
お腹をのぞき込むと、隆司がしっかりと喰い込んでいる。隆司はしっかりと京香を抱き締め、腰の動きを速めた。
「はうっ、ああっ、ひいっ」
お尻をぎゅっと握りながらパンパンと打ち付けられると、京香は獣のように叫んでいた。
「あー、あー」
「ううっつ、俺もイキそうだよ」
「私もいっちゃう、あーいく、いく、いっちゃう」
隆司の硬いペニスが、京香を一瞬で絶頂まで導いていた。
頭の中が真っ白で、息が止まりそうなほど動悸が激しい。
「はぁっ、はぁっ…」
隆司は目を閉じて余韻に浸っている。京香も同じように呼吸を整える。こんなセックスは初めてだった。何かが解放されたような、そんなオーガズムが強烈に体に刻まれた。
「ありがとう」
「うん」
何に対してのありがとうなのか、京香は考えたくなかった。激しいセックスのあとぐらい、放心状態で抱き合いたいのに。
かといって、今さら何を二人で話せばいいのかもわからない。ベッドの上での微妙な距離感は埋められないまま、数分後、隆司のいびきが聞こえ始めた。
結局、京香は隆司の家で気まずい朝を迎えた。
隣に寝ている隆司に抱きつこうとも思わなかった。
散乱するティッシュを見て、二人が関係を持った事実が蘇る。
今までで一番最高のエクスタシーだったのは間違いない。でも、もう一度関係をもってしまったら何もかもが崩壊することはわかっていた。
誰にも言わない。何も発展させない。そう隆司もわかっているはずだ。
京香は静かに支度をし、そのまま部屋から出て行った。きっと隆司は寝たふりをしていたに違いない。それは隆司なりの優しさだと思った。
「これで彼女を許すことが出来るはず」
京香は早足で駅に向かった。
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