彼氏の友人と一線を越えた私。その背徳感からいつも以上の絶頂に乱れ悶える私 (ページ 2)
「上がっていけよ」
隆司の部屋の前に着いた。
「帰るよ、終電もあるし」
「いいだろ、一人にするなよ」
「じゃあ、隆司くんが寝たら帰るから」
京香は本当にそのつもりだった。隆司からタクシー代をもらって帰ればいいかと、現金なことも考えていた。
京香は酔っ払いが苦手だし、この隆司の様子ならすぐに寝そうだからだ。
何度か訪れたことのある隆司の部屋だが、一人で上がるのは初めてだ。相変わらず綺麗に片づけてあり、彼女の物もいくつも置かれている。
京香はいつものソファーを背もたれにした定位置に座り、冷蔵庫からビールを持ってきた隆司は京香の隣に座った。
乾杯をし直し、また他愛もない話が始まる。でも、やはり彼女の浮気話からは離れられない。
「京香はさ、浮気したことある?」
「ないよ、したいとも思わないし」
「普通はそうだよな」
「でも彼氏がしてたらどう思う?」
「うーん、どうかな。その時にならないとわかんない。まさか何か知ってるの?」
「いや、例えばの話だよ」
その瞬間、なぜか沈黙が生まれた。
隆司が京香の目をじっと見つめる。京香はその視線が切なくて逸らすことが出来なかった。
すると、隆司が京香にがばっと抱きつき、床に押し倒した。
「ちょ、ちょっと、隆司くん、何するの!」
手足をばたつかせるが、京香に馬乗りになった隆司は動じない。
「やめて、どいてよ」
何も言わない隆司が、京香の唇を奪った。
「うっ」
酒臭いねっとりしたキスは、京香にとっては拷問のはず。ところが、なぜか隆司の唇をずらすことが出来ない。あまりにもイメージと違うエロいキスなのだ。
力を振り絞って隆司の体を突き飛ばそうとするが、京香が動けば動くほど、唇を押し付けられ、舌をねじ込まれ、ぴったりと密着してしまう。
「ぐっ…」
隆司の舌は分厚く独特な動きをした。まるで京香の口の中が性器になったかのように、少しずつ抵抗する気持ちが剥ぎ取られる。そして、ほんの少し京香の体の力が抜けると、隆司が耳たぶを愛撫し始めた。
京香は耳たぶを触られると、全身の産毛が逆立つような、何とも言えない快感に包まれる。
「やめて…」
その声さえも弱々しくなり、隆司は全身を使って京香の動きを封じた。
「京香…」
「ちょっと、もう…」
彼氏の友人が自分を襲う。それは単純に彼女への当てつけであって、京香を好きだから抱いているのではない。そんな動物的な隆司を拒絶できない自分がとてもふしだらに感じる。
京香はもう抵抗する気がなかった。真面目な二人が、酔った勢いで禁断の扉を開けようとしている。それだけで官能に震える。
隆司がTシャツをめくりあげる。その丁寧な脱がせ方に京香は驚いた。そのくせ、おっぱいを揉む隆司は荒々しい。
ブラジャーをずらし、硬くなった乳首をカップから見えるように摘まみだす。
「硬くなってる」
「やめてよ…」
それが本心ではない証拠に、隆司はぱくっと京香の尖った乳首に吸い付いた。
「ああぁっ」
絶対にやってはいけない裏切りを、絶対にやってはいけない相手と始めている。彼氏にばれたらどうなるの。そんなことを考えるのに、背徳感からかいつもよりも敏感に体が反応を見せる。
何より、真面目な隆司は京香を喜ばせることが最優先で、ゆっくり京香の反応を見ることが好きなようだ。股間は暴発しそうに腫れあがっているのに。
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