半ば無理矢理…突然さらわれた私は知らない美形男子二人に抱かれてしまいました!

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半ば無理矢理…突然さらわれた私は知らない美形男子二人に抱かれてしまいました! (ページ 1)

大学帰りの夜。

私は、二人の男に拐(かどわ)かされた。
 
 
その時は、本当に突然にやってきた。

大学での勉強を終え、ひと気のない夜道を歩いていると。

一台の中型車が後方からやってくるのに気がついた。

時刻は午後十一時を回ったくらいだったかと思う。

この道は普段からよく使っている道だけど、人や車と遭遇する確率は低い。
 

だからこそ怪しいと、私は歩みを早めた。
 

しかし、車は徐々に速度を上げて私の少し前を行くと、停車した。
 

なるべく離れて歩いていたけれど、そんな距離はすぐに縮められた。
 

車の扉が開いた瞬間、若い男が出てきて私の腕を掴んだ。

「きゃっ? な、何するの!?」

必死に抵抗するもそんな力は男にとっては大したものではなかった。
 

ぐい、と腕を引っ張られると足元のバランスを崩してしまう。
 

その隙を突いた男は私を一気に車の中へ引き入れた。

「ごめんねー? でも、こんなひと気のない夜道を歩く方がダメだよね?」
 

男は私の肩を掴み、後方のトランクにその身ごと投げる。
 

そして、トランクにいたもう一人の男が、床に縫い付けるように押さえ込んだ。

「へぇ、めっちゃ可愛いじゃん。見た目的に大学生?」

「いやっ! 離して! だ、誰かぁ!」

 私は出来るだけ大きな声で叫び散らすが、車の中のだからか、あまり外には響いてない様子だ。

「残念。ここはあんまり人が来ないって、俺たち界隈では有名なんだよね」

俺たち界隈。そのワードに、私は違和感を覚えた。
 

彼らはよく見るとかなりの美形で、身長もそれなりにありそうな雰囲気だった。

「どうする、櫂十。この娘でいい?」

「良いも何も、確定だろ」
 

何のことかさっぱりわからないが、私にとっては決して良いことではなさそうだ。
 

どうにか抜け出せないかと暴れ続けているが、効果はない。

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