兄の友達と2人きりになったらキスされて、優しい愛撫にイかされ痙攣がとまらない… (ページ 2)

「美羽ちゃん…」
「は…い」

司君の指先がすーっと首筋を撫でで顎の下でとまる。
親指の腹で頬を撫でで、クっと顎を持ち上げられた。

「何も言わないなら、勝手にいいように解釈しちゃうけどいい?」
「いいように…って…っ!」

ふふっと司君の唇が歪むと、鼻先がひっつくくらいに接近してきて息が止まりそう。

「美羽ちゃんが俺のこと、好き…ってこと」
「っ…!」

かあぁぁっと顔が熱くなる。
好きって単語が胸を苦しくさせた。

「美羽ちゃん…」

唇が触れるギリギリのところで司君が私の名前を呼ぶ。
身動きできなくて、呼吸さえも苦しい。
司君の親指が私の唇をさする。

「…っ!」

どうすることもできなくて、ぎゅっと目を閉じてしまった。
クスっと笑った司君の吐息が唇にあたると、温かくて柔らかい感触が唇を覆った。

「ん…」

(あ、これって…キス?)

体がほわっとあったまる。
小鳥のように啄む(ついばむ)キス。

「ちゅ…ちゅっ…」
「ん、ん…」

真っ赤になった私を見て満足そうに笑った司君はぎゅっと抱き締めて「好きだよ」って言ってくれた。

「…私も、好きです…ずっと前から好きでした」
「うん、ありがとう」

自然と口から出た告白。
でも恥ずかしいというより、伝わって嬉しいが勝った。

司君の背中に腕を回してぎゅっとしがみ付く。

「美羽ちゃん」
「はい」
「嬉しいんだけど、これ以上はやばい…」
「え…なにがですか?」

パッと離れる司君は照れたように顔を背けて大きな息を吐いた。

「司君?」
「あんま見ないで…襲っちゃいそう」

そう言われると一瞬固まってしまう。
でも、司君に触れたいという気持ちが私を大胆にした。

「…司君」

私は自分から抱きついた。

「…っ、美羽ちゃん…、わかってる?」
「…はい、わかってます」
「ほんとに? 俺途中でやめる気ないけど、いい?」
「はい」

顔を上げて微笑むと司君の真剣な瞳とぶつかった。

「泣いてもやめてあげないからね」

私が「はい」って答える前に司君の唇が重なった。

「んっ!」

さっきよりも激しく男らしいキス。

「ん…ふっ、ぅん…、ん」

食べられそうなキスに鼻から息がもれる。

「美羽ちゃん、かわいい…口あけて、舌入れたい…」
「ん、あ…」
「あー、ぢゅる…ちゅく、ちゅく…ちゅっ」
「ふ…んっ…ん、はぁ…んっ」

熱くて大きな司君の舌が出たり入ったりする。
苦しいのに。

(気持ち、いい…)

体から力が抜けそうで司君の背中をぎゅっと握る。

「ちゅ…ちゅく、ちゅっ…ふふ…大丈夫?」
「は…い」
「なら良かった。まだ全然足りないから…」

あーっと口を開いてがぶっと覆うようなキス。

「はぁ…ん、む…ちゅ…ちゅく、ちゅ、ちゅっ…はぁ…ちゅ」

司君の唇が頬、首筋、鎖骨に移動していく。

「あ…んっ…」
「ちゅ、ちゅ…ちゅぅ…、ずっと思ってたけど…リクルートスーツってなんかいいよね」
「え、そうかな」
「うん…なんか、エロい…」
「エロっ…!?」

クスクスっと笑いながら鎖骨にちゅっとキスして舌で舐められる。

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