会社の後輩チャラ男とワンナイトラブしたら相性最高すぎて離れられなくなった…

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会社の後輩チャラ男とワンナイトラブしたら相性最高すぎて離れられなくなった… (ページ 1)

「おーい、終わったやつから俺に回してくれよ」
「はーい」

入社して6年が経ち、そこそこ仕事も任されるようになってきた。
今回新たに請け負った大きなプロジェクト。
そこのメンバーのリーダーとして抜擢された私は毎日慌ただしい日々を送っていた。

「先輩、これ終わったんで確認よろでーす」
「ありがとう、ってかよろじゃなくて、よろしくお願いします、でしょ?」
「やだ先輩、怒っちゃ可愛い顔台無し」
「うるさい、仕事して」

この後輩は海斗。
2年前に入社してきた時からこんな感じで、とにかくチャラい。
会社のルールで頭髪の指定はないのだが、明るい髪色にピアス付き。
いかにも遊んでますって感じの雰囲気しかなく、噂によると毎日違う女をとっかえひっかえなんだとか。

噂の真相はさておき、アラサー間近の私にとってチャラ男は論外だ。

「今日の飲み会行ける人ー?」
「はーい」
「大丈夫でーす」
「参加しまーす」

今日は月一の会社の飲み会デー。
最初の頃は断っていたけれど、年を重ねるにつれて抵抗はなくなってきた。

「今回は全員参加か。場所はあとでメールで送るから確認よろしく」
「OKでーす」
「はぁい」

女性のスタッフが7割となると、当然男がモテやすい。
しかも、海斗は意外と女受けが良いらしく、海斗目当ての女子もチラホラいる。

なんであんなチャラ男がいいのか私にはよくわからなかった。

*****

「「かんぱーい!」」

何度か来たことのある居酒屋でスタートした飲み会は、あっという間に時が過ぎた。
いつもより飲み過ぎた私はおぼつかない足取りで店を出る羽目になった。

「沙奈大丈夫?」
「だ、だいじょ~…ぶっ」
「には見えないけど?」

ぶつかった先は海斗の背中。

「だいじょうぶらもん!」
「先輩、酔ってるでしょ」
「酔ってないもん!」
「それ酔っぱらいの常套句」
「うるさい!」

チャラ男に説教されるなんて最悪だ。
自棄になった私は帰ると言って歩き出したが友達がそれを阻止した。

「だめだよ沙奈。危ないからタクシーで帰んな」
「やだー、かえるー」

多分今の私は最強に面倒くさい奴だと思う。
見かねた海斗が僕が送ると言い出した。

「海斗君が一緒なら安心か。悪いけど送ってやって。住所は私が知ってるからメッセで飛ばすね。本当ありがとう」
「いえいえ、大丈夫っす。任せてください」
「ありがと~。沙奈、また明日ね。水飲むんだよ」
そういって友達は去って行った。

海斗が私の腕を掴んでタクシーに乗り込んだあたりは覚えてる。
それなのに、気付けば自分のベッドの上で海斗に押し倒されていた。

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