熱帯夜に停電が起きて男友達が密になってしまい近距離でどぎまぎする私 (ページ 2)
「ねえ、大輔」
「なんだ?」
「こんな真っ暗闇の中でこうして一緒にいられるのが、大輔で良かったかも」
「なんだよ、それ」
ぷっと噴き出す大輔。しかし、彼は先ほどからドキドキと鼓動が止まらずにいる。加奈も同じように安心よりも心が大きく動くのを感じる。
加奈は自分の感情が分からないほど鈍感ではない。だから、暗闇でも身を預けることができる大輔を心から慕っていることが分かっている。
2人はゆっくりと相手の方を見る。
加奈はそこにいるはずの大輔の首元に顔を埋める。彼の匂いがする。それを大きく吸い込む。
「加奈…」
「大輔…」
2人はゆっくりとお互いを抱きしめ合う。大輔の胸に耳を当てると心臓がどくんどくんと打っている。
そして、顔を近付け、暗闇の中でキスをした。しかし、キスは大輔が予想していたよりも下に唇が行ってしまった。
「ぷっ、ははは」
加奈が思わず笑い出した。大輔はまた口を尖らせると、そのまま唇を正しい位置で合わせてきた。
浅いキスを何度も繰り返し、お互いの気持ちを渡し合い確認すると、どんどんと深く深く繋がっていく。唾液が混ざり合うほど、舌を絡め合わせる。
「はっ、ん、はぁ…」
舌も唾液も息も、全てが混ざり合い、ひとつになる。
「もっと、欲しい…」
加奈は大輔の体のラインをなぞって誘い弄る。大輔の下腹部をするりと撫で、その先を要求する。
大輔は理性を保ってできるだけ優しく加奈のワンピースを脱がせる。下着もどうせ暗闇で見えないのだからとホックを外して下に落とす。
現れたふたつの膨らみを潰すように握りこむ。頂きが既に固く立っている。
擦り付けるように乳首を摩り、胸を揉みしだく。
「あっ、ぁ、」
小さく喘ぐ加奈。隣の部屋に聞こえるのを頑張って堪えているような、そんな声だ。
「聞かせてやれよ、お前の声」
大輔はもっと反応して欲しくて、加奈の固く尖ったラズベリーのような頂きを擦っては潰すを繰り返す。
一方、反対の手は下に向かっていた。
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