ビッチな私を溺愛するハイスぺ変態彼氏に、淫らな本性を暴かれるハプニングバーの夜
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ビッチな私を溺愛するハイスぺ変態彼氏に、淫らな本性を暴かれるハプニングバーの夜 (ページ 1)
「うちの親が、美緒に会いたいって言ってるんだけど」
「え、そんな…」
「堅苦しく考えないで。全然親って感じの親じゃないから」
はにかむような笑いを見せる樹は、初恋の人を目の前にした少年のようで、出会う場所を間違えていなければ、誰にでも自慢できるハイスぺ彼氏になったかも知れないのにと思う。
樹は私より2歳年上の29歳で、銀行系コンサル勤務。
ガッチリした大きな体をしていて、初めて会った時は冷たくて、皮肉っぽくて、苦手だと思ったけど、屈折気味の会話のセンスに惹かれた。
年嵩の給仕がメインディッシュを運んでくる。
「鴨のロースト、フランボワーズソースでございます」
綺麗な楕円形にスライスされた鴨の肉が、お皿に敷いた綺麗なピンク色のソースの上に乗っている。
今日着ている私のニットと同じ色。
「ネギ背負ってくればよかったかな?」
樹が頬を緩めてふっと笑う。
「美緒のそういうとこ、好き」
「どうやったら、こんなふうに綺麗な形に焼けるのかしら?」
「…縛るんじゃないかな?」
そう言う樹の目は笑ってなくて、背筋がぞくりとして、鼓動が速くなる。
「美緒、縛られるのとか好き?」
「わかんない。縛られたことないから」
お皿に乗った鴨のローストがあっという間に平らげられていくのを見ながら、食事の後のことを考えて、身体の奥が疼いてしまう。
樹とは、二週間前の合コンで出会った。
主催者同士がマッチングアプリで出会ったという最初からかなり怪しい集まりで、二次会は乱交状態になった。
今までつき合ったことのある彼氏も数人しかいないし、普通のセックスしかしたことがなかったのに、なぜ、そんなことをしてしまったのか、自分でもわからない。
あの日、最初にしたのは樹だった。
有無を言わせない強引さで強く求められ、箍が外れた。
その後、樹に見られながら、なし崩し的に他の男たちにヤられて、快楽の沼に落ちた。
さすがに次はないか、あってもそれなりの扱いをされると思っていた。
それなのに、予約してあったのは高級そうなフレンチで、親に会わせたいとまで言われて、樹の意図がつかめず混乱してしまう。
*****
シャワーの水音が止んで、樹が浴室から出てくる。
赤と黒を基調としたゴシック風の内装でまとめられ、X字型の拘束具や、診察台のような形の拘束椅子が置かれているラブホのSMルームに来ている。
先にシャワーを浴びて、バスローブの下には、樹が用意してきた黒革のベルトで身体を縛り上げるようなボンテージコスチュームと、サスペンダータイプの網タイツを身に着けている。
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