友達と猥談をしていた私。処女の私は話についていけなくて、それを聞いた幼馴染が一肌脱いでくれました… (ページ 3)
「…てかさ」
「ん?」
「ベッド1つしかないじゃん、デカいし」
「そりゃそうだろ、ラブホなんだから」
「…寝るの?一緒に」
「…それしかなくない?」
「…ふーん」
「風呂、一緒に入る?」
「なんで!?」
「嘘だよ。入ってくる」
私は、慎太郎のさらっとついた嘘に一瞬動揺した。
慎太郎は、幼馴染で、それ以上でも、それ以下でもない。…ましてや、飲み会で言っていたような展開、あるわけない。
私は、慎太郎がシャワーを浴びている最中、考えた。
少し、舞い上がっていたみたいだった。…幼なじみの慎太郎が、少しでも女としてみてくれるんじゃないかって。心のどこかでは、少しだけ、思っていた。
わかってる。いつもあいつには、私は女としてみてもらえないんだから。
…あー、酒、もっと買ってくればよかった。そんな気持ちでベッドにダイブすると、ベッドの柔らかさで、秒で私は眠りについてしまった。
*****
…どれくらい時間が経ったのかは、わからない。しかし、目の前に大きな何かが居るのが分かって、私は目を覚ました。
…慎太郎、すっごい髪、濡れて…。…あれ、慎太郎って、こんなに、カッコよかったっけ…?
「…慎太郎」
「…!」
幻ではなかった。目の前には本当に髪の濡れた慎太郎がいて、私は慎太郎の頬を撫でていた。慎太郎は…、びっくりした様子で、私を見ていた。
「…ご、ごめん、寝てた…っ」
「…ねむいの?」
「そうじゃ、ないけど…」
「シャワー、浴びる?」
「ん-、一緒に、入る、?」
「…じゃ、入ろっか」
「…うん…、え?」
寝ぼけた頭で考えた返事は、慎太郎の直球な返事で我に返った。
私は、寝ぼけた頭で慎太郎に手を引かれるまま、浴室へと向かう。
これから何が始まるんだと思うと、少しだけ慎太郎に対してドキドキしてしまった。
「…理亜、脱がしてもいい?」
「いい、けど…」
私は、顔の赤い慎太郎に、なぜか服を脱がされた。当然と言えば当然のことなのだろう。シャワーを浴びるのだから。
慎太郎は少し震える手で、シャツの裾に手をかける。ヴェールを上げる時のように、ゆっくりとたくしあげていくと、飾り気のない黒のブラジャーが現れた。
「…こ、こんなことになるなんて、思わなかったから…」
「別にいいよ。なんともない」
「…な、なんとも、ないって…」
「…っ、あ、あとは自分で脱いで」
「はぁ!?意味わかんない」
「うるさい。早く脱いで」
なぜかツンとした態度の慎太郎は、バスローブ姿のまま、私を見る。
ここにいてもしょうがないので、恥ずかしいけど、慎太郎に全てを曝け出した。…慎太郎は赤面している。
「は、早く入ろ」
「…あ、ああ…」
しかしもう慎太郎の理性は、崩壊寸前だった。
私の後ろ姿を見るや否や、たまらず後ろから抱きつかれた。
「ひゃあ…っ!?慎太郎、?」
「…もー無理。ごめん我慢できない」
慎太郎は、私を振り向かせて見つめ合うと、すぐに深いキスをしてきた。
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