友達と猥談をしていた私。処女の私は話についていけなくて、それを聞いた幼馴染が一肌脱いでくれました… (ページ 2)
午後11時を回ったころ。
次の日に仕事が控えている人もいたので、そろそろお開きになった。
「理亜ー、帰るぞ」
「え、今日実家なの?」
「うん、今日から帰る予定だった」
「あ、そうなんだ。いいよー」
私たちは、帰り際にみんなで写真撮影をして、それぞれ家路に向かって歩きだした。
「ひっさしぶりだなー、まじで」
「…ほんとにね。でも、変わんない」
「わかる」
私と慎太郎は、他愛もない話をしながら、なんだか昔に戻ったような感覚になる。ココは通学路ではなかったけど、なんだか懐かしい、そんな感じがしていた。
「…つーかさ」
「ん?」
「さっきの話、まじなの?」
「さっきの話って…、あー、あれ?」
慎太郎は、唐突に先ほどの話を振り返ってきた。
「…慎太郎、助けてくれたと思ったのに、ここでまたその話するんだ?」
「…別に助けた覚えはねーよ。答えたくないなら、いいけどさ」
「別にいいよ。今更慎太郎に隠す話なんか、ないし」
「そう?」
「…まあ、女性しかいないからね、うちの会社。婚活とかも、まだいいかなって思ってるし」
「…じゃあ、そう言うのは、結婚してからでもいいって、考えてる感じ?」
「んー…、それは、違うかな」
慎太郎は、いつになく変な感じだった。いつもはこんな風にソワソワするような人じゃないのに。どうしたんだろう。
「別に、そういう雰囲気になれば、いつでもいいんだけどね」
「…あっそ」
「何それ、そっちから聞いてきたくせに」
「じゃあ、誰でもいいんだ?」
「いや、別に誰でもいいなんて言ってないよ、…こっちも少しは選り好みして…」
「…じゃあ、俺とするのは、どう?」
「…は?」
あまりにも唐突な提案だった。
あの慎太郎が、そんなことを言うなんて、ましてや私に。
私は、驚きのあまり、身体が硬直してしまった。
「俺と、一晩過ごしてみて、そういう雰囲気になったら、する?」
「…いや…、なって見ないと分かんないでしょ、そんなの…」
「…じゃ、確認してみよ」
「…え!?ち、ちょ…!!」
私は、慎太郎に強引に手を引かれ、ホテル街に連れ出されてしまった。
*****
「…めっちゃきれい…」
「ラブホなんて、こんなもんだろ大体」
そして、とうとう来てしまった。
慎太郎は、ホテルについたはいいものの、終始ソワソワしていた。その緊張が伝わってきて、私までドキドキしてきた。
「…でも、なにするの?普通に、私たち2人で泊まるの?」
「…まあ、入ったからには、泊まるか」
「…わかったー」
私は緊張していても仕方がないので、上着を脱いでベッドにくつろいだ。…はあ、なんでホテルのベッドってふかふかで気持ちいいんだろう。そんな気持ちになりながら、ふと気が付いた。
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