セックスレスだった夫婦が空白の時間を埋めるように再び愛し合う夜 (ページ 3)

夫は力を入れながら奥に入ってきた。

「やばい、俺、すぐいっちゃいそう…。はぁ、美紅、痛くない？」

「う、うん…。あぁ！だ、大丈夫。んふっ」

「あっ、く…。全部入ったよ」

ゆっくりと奥を突かれ、背中に回していた手に力が入る。

「あん、んん！明人！」

ぐちゅぐちゅといういやらしい音とキスの甘い音が重なり、より気持ちが高まっていく。

ちゅっ、ちゅぱ。

「ん…、美紅、好きだよ。愛してる…」

「んあぁ、明人、私も…。これからも一緒にいて…？」

「当たり前だろ」

「愛してる」といわれ、心だけでなく、私の中もきゅんと夫のモノを締め付ける。

「あぁ…、やばっ。俺もう無理…、出そう…！」

「はぁ、あっ、あ！きて！中に出して…！」

「んっ、くっ。あ、出る…！！」

「あ！奥、だめぇ…。あ、あん！んんー！」

夫が中に出したのを感じた直後、私も同時に達した。

＊＊＊＊＊

「美紅、大丈夫？」

意識が朦朧とする中、目を開けると、寝室にいた。

夫が連れてきてくれたらしい。

「ん…。うん。ありがとう」

私は自然と夫に抱きつき、キスをしていた。

「明人、好き」

「俺の方がもっと好きな自信あるよ」

彼の優しい笑顔を見て、安心する。もっと素直に甘えればよかった。

夫が気持ちを伝えてくれたのが今日だった理由はわからなかったけど、彼もずっとタイミングを考えていたんだろうな。

時間はかかっちゃったけど、私の心は満たされていた。

「ねぇ、今までの時間、取り戻せるかな？」

「もちろん。傷つくと思って言わなかったけど…。子供がいなくても、俺は美紅と2人きりで幸せだよ」

私はきっと、その言葉が欲しかったんだ…。

2人で見つめあってキスをする。

「美紅がよかったら、俺もう一回したい」

「うん」

夫婦としての時間がまた動き始め、私たちは気持ちを確かめ合うように何度も抱き合うのだった。