契約結婚のはずだったのに、互いに惹かれ合い、優しく交わる初めての夜 (ページ 4)

*****

「佳奈子さん、もう限界です…。入れてもいいですか?」

「は…い…」

直紀さんのモノが秘部の入り口に当たる。

「あっ、少し…怖いです…」

「痛かったらすぐやめますから」

優しく、ゆっくり中に入ってくる。

「んっ、あんっ、あぁ…」

「痛い…ですか?」

「いえ…、んぁ、だい…じょうぶ…です」

初めてなのに、好きな人としているからか、濡れているからか、痛みは感じなかった。

全部入っても、直紀さんは激しく動かず、優しくしてくれる。

「佳奈子さんの中、すごく気持ちいいです…。あっ、動いたらすぐいきそうです…」

「直紀さん。んっ、もう…、我慢しないで…ください…。あっ!」

「はぁ、はぁ、じゃあ、動きます…!」

彼の腰が激しく動く。ぐちゅぐちゅと交わる音が響く。

「あぁ!あんっ!だめぇ、気持ちいいっ…!」

「あっ、佳奈子さん…!はぁっ!僕の方が…もっと前から、好きでした…!」

「んんっ!直紀さん…。あっ、んふっ…あんっ!」

気持ちよさのあまり、彼の背中に回していた手に力が入ってしまう。

「あぁ、んあっ、はぁ、はぁ…」

「佳奈子さん…、中ヒクヒクしてますね」

「んんっ、言わないで…!初めて…なのに、こんなに感じちゃう…!!」

「僕は…、うあっ、嬉しいです…」

「もう…だめぇ。中…、気持ちいい!!」

「うっ、くっ…。もう…出ます…っ」

「はぁ、はぁ、あんっ。私も…!あっ、あん!!いっ…ちゃう…!」

強い快感が襲ってきて、また直紀さんにしがみついてしまう。

「くっ、佳奈子さん…!!」

そのままキスをしながら直紀さんが中で果てるのを感じた。

*****

「佳奈子さん」

そう呼ばれ、ふと目を覚ました。

「あっ、寝てしまっていました」

時計を見るとまだ真夜中の3時だった。

「寒くないですか?」

まだ2人とも裸のままで、抱き合う。

「直紀さん、いつから私のこと…」

「一緒に暮らし始めたときからです。食事も家事もしっかりしてくれて、その姿に惚れていました」

そんなに前から…。私は嫉妬から自分の気持ちに気づいたというのに…。

「嬉しいです…。私も、直紀さんの真面目で優しい姿にいつのまにか惹かれていました」

微笑み合いながらキスをする。

「これからが本当の新婚生活ですね。これからもっと医師として頑張ります」

「そうですね。妻として支えていけるように私も頑張ります」

こうして私たちは、結婚して初めて同じベッドで眠った。

-FIN-

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