契約結婚のはずだったのに、互いに惹かれ合い、優しく交わる初めての夜 (ページ 2)
「直紀さん!おかえりなさい」
「あっ…、佳奈子さん。今帰りました」
私が玄関まで急いで出迎えたことなんてないため、少し驚かれ、気まずい雰囲気が漂う。
「どうしました?佳奈子さんは夜ご飯食べましたか?」
優しく声をかけられて、気持ちが抑えられなくなる。
「2軒目は、行かなかったんですか?」
「え…?」
「可愛い女性達に囲まれて…、誘われてたじゃないですか」
「あ…、見られていたんですね。じゃあ、佳奈子さんも外でお食事を?」
「私は一人でです!!」
思わず強い口調になってしまう。直紀さんは何も悪いことをしていないし、1軒目で帰って来てくれたというのに…。
「いつも留守を任せてしまってすみません。明日はお休みなのでどこかお出かけしますか?」
行きたいところを考えておいてくださいと笑顔で頭を撫でると、直紀さんはシャワーに向かおうとする。
私は今を逃してしまうとずっとこの気持ちは晴れないままだと思い、直紀さんの腕を掴んだ。
「違います…。嫉妬してしまったんです…」
「えっ?」
「直紀さんが、他の女性といるところを見てしまって、嫉妬してしまったんです!」
素直な気持ちとともに涙があふれてくる。
「佳奈子さん…」
「最初は実家から出るために契約結婚でいいと思っていたのに…。直紀さんの真面目なところとか、優しいところにだんだん惹かれてしまって…!」
そこまで吐き出すと、ぎゅっと直紀さんに抱きしめられた。
「えっ…?」
「佳奈子さん、ずるいです。僕もずっとずっと気持ちを抑えて我慢していたのに…」
ちゅっと、優しく唇が触れる。
「いいんですか?もう我慢しなくて」
直紀さんの真剣なまなざしに、コクンとうなずく。
抱きかかえられ、2人で寝室に移動する。
*****
「あっ、待って…。私、あの…、こういうの、初めてなんです…」
「大丈夫です。優しくしますから。嫌だったら言ってくださいね」
直紀さんの唇が、首筋から耳、胸元へと移動する。
ちゅっ、ちゅぱっ。
「んっ…、あっ…、やっ…」
キスをされながらブラジャーのホックを外される。
「やっ…、恥ずかしい…」
「佳奈子さん、すごく綺麗です」
優しく胸を揉みながら、乳首を舌で転がす。
「んあぁ、あんっ」
自然と恥ずかしい声が出てしまい、胸だけでこんなに気持ちいいの?と初めての感覚に戸惑う。
直紀さんの指が、秘部の割れ目を優しくなぞる。
「んっ、あぁっ、はぁっ、んん!」
「佳奈子さんのすごい濡れてきてる。気持ちいいですか?」
「やぁっ、そんなの、んっ、聞かないで…!」
器用に下着を下ろされクリトリスを直接刺激される。
「んんっ!あっ!だめぇ…」
強い快感に腰がビクビクと浮いてしまう。
「トロトロですね」
直紀さんはクリトリスを触りながら、優しくキスをして、乳首を舐める。
「あぁ…、はぁ、んっ!なんか…、あんっ!変な感じ…、あっだめ!あぁ!んんー!!」
全身に快感が駆け巡る。初めての感覚に驚き、思わず直紀さんにしがみついてしまった。
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