義兄に依存しすぎるのが怖くて逃げようとしたら、お仕置きに快楽地獄に落とされて… (ページ 4)
微かな違和感を残しながらも、食事は和やかに進み、私たちはデザートの後のコーヒーを楽しんでいた。
義父は会計に、母は化粧室に立ち、私はスマホを操作する義兄とふたりきりになった。
そして、私のスマホの通知音が鳴る。
SNSでフォローしている人が何かを投稿した通知で、普段は気にも留めないようなものだったけど、手持ち無沙汰だったので、スマホを見た。
麻縄で縛られ、口枷をつけられた女の画像が映し出される。
義兄が誰かの投稿をそのまま再投稿したものだった。
身体の奥がぞくりとして、胸が震えた。
もちろん知識として、こういう性癖のことは知っていた。
私がスマホから顔を上げると、義兄が私の反応を楽しそうに眺めている。
「流花ちゃんに、間違って裏アカを教えちゃった。ごめんね。別のアカウント教えてあげるからこっちは見なくていいよ。あ、興味があるんなら見てもいいけど」
「…彼女なの?」
そう言ってから、自分がその女に嫉妬していることに気づく。
「違うよ。僕にはまだ、そういう関係の人はいない。気になる?」
義兄にそう言われて、私がそうなりたい、いやそうなる運命なのだと確信し、湧き上がってくる欲望に抗えなくなる。
義父と母が席に戻ってきて、食事会はお開きとなり、義父と母は予約してあったホテルの部屋に移動した。
その夜から、私は義兄の奴隷になった。
今まで私が義父を通して義兄にしてきた仕打ちや、少女のころから持ち続けてきた淫らな妄想の数々や、そもそも私がこの世に存在していることへの、目が眩むほど甘美な罰を義兄から与えられ、私はもう義兄の支配なしには生きていけない。
それが時々怖くなる。
*****
「お義兄様、ごめんなさい。流花をお許しください」
部屋のドアを後ろ手で閉めながら、義兄はちょっと意地悪く笑う。
「いいんだよ。そろそろ流花も、ほかの人に調教されたほうがいいんじゃないかって思ってたとこ。まさか逃げようなんて思ってないよね」
「はい。お義兄様、ちゃんとカメラを設置して、流花がセックスしているところをお義兄様に見ていただきました」
「うん。楽しそうだったね」
義兄にバシっと頬を張られ、あそこが疼く。
義兄から受ける痛みは、私にとってなくてはならない必然的なものだ。
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