痴漢プレイの体験談をネットに上げた私は、エッチなお仕事にハマって淫らな別人格に… (ページ 4)

ー動かして。

ディルドを出し入れすると、ぬちゃっ、ぬちゃっといやらしい音を出しながら濡れた膣内が擦られて、思わず声を漏らしそうになる。

ーいい感じ。もっと激しくできる?

あっ…。

ぐちゅぐちゅと掻き回すと、膣奥がぎゅうっとディルドを締めつけて、擦られたところから、電流を流されたみたいに快感が押し寄せてくる。

ーまゆさん、すごく気持ちよさそうな顔。

スマホのディスプレイに、勃起したペニスが映し出される。

ーイヤフォンつけて。もう声我慢しなくていいから。

イヤフォンを耳に突っ込む。

「入ってるとこ、よく見せて」

スマホをあそこに向け、ディルドを激しく動かす。

「あっ…あっ…あっ…ああっ…イくっ…イっちゃう…あっ…あっ…」

「まゆさん、すごくいい…エッチなあそこ」

カオルさんの手がペニスを扱いている。

「まゆさん、一緒にイこう」

「あっ…イくぅ…あぁあああっ」

目をぎゅっとつぶって、全身を痙攣させて、イった。

*****

オナニー音声収録の報酬はすぐに支払われ、カオルさんからの連絡は途絶えた。

あれから、カオルさんの声を思い出しながら、何度かディルドを使った。

カオルさんが何か新しい仕事を出していないか、ちょくちょくサイトを覗いてみた。

募集はせず、個別にスカウトをしているらしく、アカウントの履歴には、綺麗な女性のプロフィールに写真が表示され、なんとなく凹む。

なんでそんなことで凹むのか、よくわからない。

顔も見たことのないネットの仕事を通して知り合った人のことが気になってしまうなんて、いくらなんでも馬鹿で、ちょろすぎる。

凹んだのは、私じゃなくて、まゆだ。

まゆはエッチで馬鹿でちょろい人妻だから、仕方ない。

*****

朝の通勤時間帯に出かけるのは久しぶりだった。

夫には、最近始めた在宅の仕事の打ち合わせがあると嘘をついて出かけた。

カオルさんからは、下着はつけずに短いスカートで来るように言われていたので、短めの前ボタンのワンピースの下に、ガーターで吊るストッキングをはき、コートを羽織って出かけた。

今度の仕事は、特殊なマイクで痴漢プレイの音声を録音するというものだった。

ミーティングアプリを使ったものではなく、実際に痴漢プレイをすることはわかっていたけど、カオルさんに会えるんだと思うと、断るという選択肢は頭の中からすっかり消えていた。

指定された駅の指定された乗車口のあたりで、カオルさんらしき人を探したけど、会ったこともない人を見つけるのはどう考えても不可能だった。

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