痴漢プレイの体験談をネットに上げた私は、エッチなお仕事にハマって淫らな別人格に… (ページ 2)

数日後に、依頼主であるカオルさんという人からメッセージが来た。

まゆさん、素晴らしい文章をありがとうございました。ところでぜひまゆさんにお願いしたいお仕事があります。
よろしければ下記のURLよりご応募ください。

依頼主がどんな人かなんて深く考えていなかったけど、カオルという名前で、プロフィール画像は可愛い女の子のイラストだった。

仕事の内容は、オナニー音声の収録。

自己紹介。隠語連呼。フェラ音、ディルドオナニー音。画像数点(顔出しなし)。

こんなの無理無理絶対無理。

早速お断りのメッセージを書いて送信しようとしたけど、せっかく声をかけてくれたカオルさんに悪いような気がしてしまった。

それに報酬もけっこういい。

音声と顔出しなしの画像なら、身バレすることもないので、エッチな体験談とそれほど変わらない。

ちょっと迷ったけど、私はその仕事に応募のメッセージを送った。

*****

指定された時間に、ミーティングアプリのURLにアクセスし、イヤフォンを装着する。

胸のレース部分に縦のスリットが入ったキャミソールと、クロッチのところが開いているオープンショーツを身に着けて、ディルドを用意してベッドに横たわる。

音声収録に使うディルドは、費用負担してくれるということなので、通販で下着と一緒に購入した。

ここのところ放置していた下の毛も処理済みだ。

こんなことしちゃっていいのか、とも思ったけど、引き受けてしまったし、これは私ではなくまゆがするのだと思うことにした。

まゆは、押しに弱く流されやすいエッチな人妻なのだ。

時間ぴったりに、カオルさんがミーティングルームに入室してきた。

ーそれでは、録音始めますね。

チャットの文字が浮かぶ。

音声が主体なので、カメラはオフにしたままだ。

「まゆです。34歳の人妻です」

ーもうちょっと、エッチな雰囲気出して。オナニー始めて。

私は胸のスリットに指を差し込んで、乳首を指先でそっと撫でる。

「あっ…」

ーカメラをオンにして、触ってるところを映して。

言われた通りに、カメラをオンにして、自分の乳首を映す。

「まゆさん、すごいエッチな下着。…続けて」

イヤフォンから男の声が聞こえてくる。

うそっ。

でも今更やめるなんてできない。

「まゆさんの経験人数は?」

「9人…です」
 
「微妙に中途半端な数でなんかそそるね。…下も触ってみて」

私は奥のぬめりを掬ってクリトリスに触れる。

「あんっ…」

「気持ちいい?」

「はい」

「映して」

私は、あそこにスマホを向ける。

「下もエッチだね…まゆさん、好きな体位は?」

「立ったまま後ろから、おっぱいを弄られながらされるのが好き」

「オナニーのおかずは?」

「妄想です」

「どんな?」

「電車の中で、複数の人にヤられちゃうとか…」

「そうなんだ。まゆさんの願望、叶えてあげたいな」

「あ、ただの妄想ですから…」

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