居候のイケメン従弟に、不倫相手と別れろと毎晩責められてイかされまくっています (ページ 6)

翌朝、翔は私のアパートを出て行った。

「やっぱり、鈴のこと、好きになっちゃった。一年…いや半年待って。鈴にふさわしい男になって戻ってくるから」

去り際にそんな言葉を残して。

だから私はバイブとお友達になって、おとなしく待っている。

*****

金曜日の20時45分。

あの夢のような二週間から、半年が過ぎた。

母から、誰かを紹介したいという電話がかかってきた。

「すごいハンサムで、若いのに、最近整体院を開業したんですって」

何かが私の記憶を揺さぶる。

「ねえ、その人の写真、送って」

「送るわよ。やっと鈴も少しは考えてくれるようになったのね」

メールの着信音が鳴り、母からの添付ファイルを開く。

やっぱり翔だ。

翔が私の許に戻ってくる。

-FIN-

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