初めて行くバーで大好きな推しに遭遇して朝までホテルで一緒に過ごすことに… (ページ 2)
「ん…」
唇には柔らかい感触。一瞬おいて、キスされているのだとわかる。
「ぁ…ん、三谷さん…」
続け様に艶かしい舌先が唇の間をなぞりながら割って入ってきて、彼に犯されていく。
ちゅっ…じゅる…
「ん…んっ…」
彼は私の身体をホテルの外塀に押し付け、電信柱の陰で死角になったその場所で私に激しいキスの雨を降らせる。
「美優ちゃん…俺、ずっと君に会いたかった…。いつもブログには一番にコメントをくれてたよね。それに楽しい手紙をくれて…本当に、君の応援が力になってたんだよ」
真剣な顔でそう言うと、身体中から力が抜けて熱に浮かされたようになっていた私は彼に導かれるまま、気がつけばホテルの一室にいた。
「俺、もう我慢できない…ごめんね、美優ちゃん」
シャワーを浴びることも許されずベッドに押し倒され、優しく口付けられる。
キスで唇を塞がれているうちに服を全部脱がされ、胸の先端に吸いつかれて嬌声が漏れ出てしまう。
「ん…っ!ひゃぁ…ん、そこだめ、三谷さん…っ」
「だめじゃないでしょ…もうこんなに濡らして、ほら。ここなんてヒクヒクしちゃってるよ」
「言わないで…止まんなぃ…ぁあ…」
「ほんとにいやらしい子だな。俺のこと、そんな目で見てたの?純粋に応援してくれてるって思ってたのに」
「いじわる…」
「そんな可愛くない口を聞いていいいの?もう何もしてあげないよ」
「やだ…ごめんなさい、三谷さん…私、エッチなファンでごめんなさい…これからもいっぱいいっぱい応援するから、だからお願い、入れて…」
「…いい子だ」
にゅぷ…
「ひゃぁ…!」
グチュッ、グチュ…
「気持ちいい…?」
「気持ちいい、気持ちいいです…もっと…!朝までこのままがいい…っ」
「もう、可愛いな…。美優ちゃん、これからも俺のファンでいてくれる?」
「はい…っ」
「よかった…大好きだよ、美優ちゃん」
*****
「美優ちゃん、美優ちゃん…起きて、もうお昼だよ」
「あれ…三谷さん、私…」
「俺、激しくしすぎちゃったかな…ごめんね」
「いえ、そんな…!私、本当に幸せでした。…夢みたいで」
「幸せでした、じゃなくて、これからも幸せにするから」
「…え?」
「美優ちゃん、俺と付き合ってください」
「私が、三谷さんと…?」
「うん。好きだよ、美優ちゃん」
大好きで、憧れで。手の届かなかった彼は、今私の隣で笑っている。
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