底抜けに優しい義兄は、わたしを甘やかすことしか考えていません (ページ 2)

夕食を済ませたあと、わたしたちは決まって一緒にお風呂に入ります。
家族が留守をしている時は、いつもそうしていました。

わたしは義兄に身体を洗ってもらうのが好きだったし…なにより、泡越しにわたしの肌を這うその手が、気持ち良くて。

柔らかなボディーソープの香りと、背後から密着する義兄の身体の熱さに顔が火照ります。

「今回の帰省の理由は?また彼氏にフラれでもした?」
おっぱいと内ももに手を滑らせながら、義兄がからかい半分に尋ねてきました。

「またって、失礼だよっ」
振り返り、じとぉっと睨むと、ゴメンゴメンと笑います。
許してよ、と、泡でぬるぬるな指でこりこりとクリトリスを撫でます。
それも、性急に包皮を剥き、直接。

「っあ…大学が今忙しくて、彼氏なんて…つくってる余裕ないんだもんっ…」
「ふぅーん…佐奈は可愛いのになぁ。こんな可愛い子、放っておくなんてなぁ」

剥きクリトリスの頭を優しくなでなでされると、下半身がもじもじしてしまいます。
久しぶりなその触れ方にわたしの声が漏れお風呂に響きわたって…すごく恥ずかしいのに、義兄は相変わらず楽しそうです。

「…僕が義理の兄じゃなければ良かったのにって、いつも思うよ」
「ぁ…ん、あ、だめ、つまんじゃ、やッ…」

中指と親指できゅうっとクリトリスをつまみ上げ、揉むように愛撫されます。
わたしが大好きなそれに、秘部から愛液がにじみ出るのを感じました。

「たとえば同じ大学の生徒なら…佐奈の可愛いここも、あそこの中も…毎日のように愛してあげられて…ご飯だって、作ってあげられるのに」

最近の義兄は、こうやって少し寂しそうに話します。
指摘すると「僕も年を取ったから。傷心的になってるのかもね」と苦笑しながら。

そんな義兄も、恋人の存在を匂わせないのです。
わたしという存在があるからでは、と不安になることもあります。

だけど…今のわたしには、彼が必要で。
実の兄妹ではないし、道を外れているけれど…一緒に過ごしてきて、本当の妹のように可愛がってくれたから、今があるんです。

…わたしは、義兄が大好き。
きっとこれから先この想いは変わらないし、関係も続くと思います。

「お兄ちゃん」
わたしは振り返り、キスをねだりました。
「こうして愛してくれるだけで、わたしは幸せだよ。大好き」
「佐奈…」

どちらからともなく互いを抱きしめて、貪るように唇を重ねました。
もうこのまま、ずっとふたりだけで過ごせたらいいのに。
そう思いながら。

-FIN-

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