初めてのエッチでクリトリスを丁寧に丁寧に愛撫されておかしくなっちゃう話

彼と…というか誰かとエッチするのが初めての私は、彼の部屋でキスを受けながらも緊張していた。

「んうっ…は」

必死についていく口づけに頭がぽーっとしていると、そっとベッドへと押し倒される。

覆い被さったまま深く口づけられて、逃げ場の無い状況にドキドキした。期待から身体が熱くなる。

そっと彼が服を脱がせてくると、緊張が走って身体が若干強ばった。

「美里…怖い？」

「ちょっとだけ、でも…大丈夫」

そう言うと少し考えた彼が優しく呟いた。

「今日はただただ美里に気持ち良くなってもらおっか」

「…え？真緒くん？─ッひゃぁ…っ」

ブラをずらしてぺろりと彼が私の胸の突起をなめる。
気恥ずかしさから、目をぎゅっとつむった。

左胸をれろ、となめられ押し潰されながら、右胸の突起を彼の手がくりくりと捏ねてしごいた。
優しくも緩急のある刺激に背中が反るように跳ねた。

「ンッ、…っ！！」

息が荒くなって、身体がぞくぞくした。
背を反ったせいで押し付けるようになった乳首を、彼が柔く噛んだ瞬間、胸から全身へと甘い痺れが走った。

「濡れてるね」

「…ッ！言わな…でぇ…うぁッ」

そっと彼が指先で、秘部の蜜をすくったのが分かる。
その濡れた指先がゆっくりと私のクリトリスをなぞってきた。
直接刺激されることに慣れていないそこを、ゆっくりほぐしていくかのように彼は優しくさすっていく。
上下にぬる、ぬる、と行き来する指が、信じられないくらいの快感をもたらす。

「やっ、ぁ！～～ッ！！」

ビクッと脚が不規則に跳ねる。
こすられる度に、とろりと蜜が溢れてくるのが分かる。
少しするとまた彼がそれをすくって、優しくクリトリスを撫で付ける、その繰り返しで頭がおかしくなりそうだった。

「んっ、ンぅッ、や、め…っ──ひっ！？ぁああッ！！！」

さするだけだった指が、ふいにクリトリスをきゅうっと優しくつまんだ。
そのいきなりの刺激に私は呆気なく果てた。頭の中が明滅して、全身にじわっと快感が広がる。
人から与えられる初めてのオーガズムに、訳もわからず息を上げて震えるしかできない。

「…はぅ…ッ…」

「今日はここでイクことを覚えようね」

「真緒くん…待って、まっ…」

彼が胸元から徐々に私の下腹部まで下がっていく。
嫌な予感を覚えて制止すると、穏やかな顔がこちらを見た。

「もっと気持ちよくなれるように、クリトリスから育てていこうか」

「待って、嫌…いや…っひぁああッ！？」

彼が顔をうずめて、舌先でクリトリスをぬるりとなめた。
恥ずかしさと、強すぎる刺激とで顔がかああっと熱くなる。
敏感なそこに舌が行き来するととんでもなく気持ちいい。
反射で太ももがびくついて、彼を強く挟まないようにしなきゃと考えたせいで下半身が弛緩し、結果よけいに快感を拾いやすくなってしまっていた。

「あ、あっ、ァああ…ッ！！」