会社では厳しいけれど、恋人にはとても甘い彼とイチャイチャエッチ

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会社では厳しいけれど、恋人にはとても甘い彼とイチャイチャエッチ (ページ 1)

「貴彦先輩ってさ、優秀だけどなんか怖いよね」

友人とのランチタイム。

最近見たドラマの話や仕事の愚痴を言い合っている中で、不意に友人がそう言った。

「え?どうして?」

由美が聞き返すと、友人は手に持ったフォークをくるりと回してから続ける。

「だってほら、いつも無表情で何考えてるかわからないじゃん。結構、仕事にも厳しいし」

「うーん…そんなことないと思うけどなぁ…」

「いや、絶対にそうだって!私、こないだミスして怒られたもん!」

どうやら友人は怒られたことが原因で、貴彦のことが苦手になったらしい。

その後も少しの間ぶつくさ言っていたが、そのうち話題は他のことに変わっていった。

*****

仕事が終わり、由美はまっすぐ帰宅する。

「ただいまー」

「おかえり、仕事お疲れ様」

帰った由美を出迎えたのは、昼食時に友人が話していた貴彦だった。

実は会社の人にはまだ言っていないのだが、二人は恋人であり同棲中なのだ。

「今日も一日頑張ったね」

「ありがとう」

ぎゅっと抱きしめられながら頭を撫でられる。

その心地よさに目を細めていると、頬に手が添えられて唇を奪われる。

舌を絡めるような深いキスではなく、啄むような軽いものだ。

ちゅっというリップ音が何度か響き、最後にもう一度軽く口づけてからようやく解放された。

「もう…いきなりなんだから…」

顔を赤く染めた由美は照れ隠しに呟く。

「ごめんね。でも由美の顔を見たら我慢できなくて」

「もう…」

謝りつつも悪びれる様子のない貴彦の言葉に、さらに顔が赤くなる。

会社では仕事に厳しいと言われている彼が、恋人にはこんなに甘いことを他の人は誰も知らないだろう。

「ねぇ、ベッド行こうか?」

「…うん」

耳元で囁かれ、こくりと小さくうなずいた。

そのまま手を引かれ寝室へ連れていかれる。

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