ほんのり好意がエッチしたら本気になって本物の好意になっちゃった！ (ページ 3)

二つの胸の先を口でたっぷり味わわれて、手でもさんざんに揉みしだかれた乳房は、解放された時には腫れたように敏感になっていた。

快感でぼんやりしたまま章一を見上げると、彼は少し驚いたような顔をしていた。

「…感じやすいんだね」

前に付き合っていた人にも言われたなと、喜子は思った。

「もしかして、イッちゃったとか」

それはないと言いたいが、そんなこと恥ずかしくて言えるはずもなく目を反らした。

「イッちゃってても、やめないけど」

喜子を欲する声だった。

両脚が開かされる。

まさか一足飛びにこういう関係になるとはと、頭の片隅で喜子が思った時、大きく開かれた脚が肩に付きそうなくらいまで押し上げられた。

秘部を丸見えにされる姿勢に、喜子は真っ赤になって慌てた。

「待って、いきなりこの体勢なの？恥ずかしすぎるんだけど！」

「俺と繋がる瞬間がよく見えるでしょう？」

「見え過ぎて困ります！…あ、やァッ、ぁ、入って…」

グプ…と入り込んでくる圧迫感に喜子は息を詰めた。

かと思ったとたん、猛った肉棒は途中で引き抜かれてしまった。

「ごめん、ちゃんとしないとね」

「…」

ガサゴソと引き出しをあさる音は、ゴムを探している音だろうか。

半端におあずけを食らった形になった喜子は、章一の誠実な一面を知れて嬉しいような、この間抜けた感じをどうしたらいいのやらと感情を持て余すばかり。

ただ、彼を受け入れる準備が整った下腹部は疼いている。

（この人はいい人だけど、とてもマイペースなのかしら）

そう思うと、何やら反抗心に似たものが湧き上がってきて、喜子はゴムを付け終わった章一を押し倒しにかかっていた。

不意打ちを食らった章一はあっさり倒れてくれて、喜子は簡単に彼に馬乗りになることができた。

「あなた、いい人ね。ちゃんと相手のこと考えてる。ねえ、私から入れてもいい？」

章一は少しからかうような目をして言った。

「我慢できなかったのかな？いいよ、責められるのも好きだから」

「つまり、責めるのも好きなのね」

この短い時間で、喜子は章一のいろいろな面を知ることができた。

そのどれもが、おもしろいと感じていた。

喜子は浮かせた腰を少しずつ下ろしていく。

自分から入れるのは、入れられるのとは全然違う感覚だ。

「…は、あん…」

ズブズブと咥え込んでいく感覚に、背筋がゾクゾクした。

章一を見ると、恍惚とした目をしている。

彼も気持ちいいのだろうか。

二人の秘部がぴったり合わさると、喜子は深く息を吐きだす。

彼のカタチがはっきりとわかり、すぐにでも達してしまいそうだった。

少し動いてみただけで下腹部が震えた。

その時、下からズンッと突き上げられて、アッと声が出た。

「あんまり焦らすと、こっちから行くよ」

そう言って、章一が腰を揺さぶってくる。

奥の行き止まりを何度も押し上げられて、喜子の喘ぎ声は大きくなっていった。

「あんッ、ダメ…もうっ」

主導権を取り戻そうと、喜子も負けじと責めに転じた。