彼氏に苦しめられている私を救ってくれた会社の後輩。私たちは熱い夜を過ごすことに…
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彼氏に苦しめられている私を救ってくれた会社の後輩。私たちは熱い夜を過ごすことに… (ページ 1)
「美登里さん、大丈夫ですか…?」
「ありがとう。私は大丈夫」
「でも…」
「大丈夫だから」
ぎこちなく笑ってみせたけど、逆効果だったみたい。
裕樹君はますます不安そうに、私を見つめた。
「俺が、美登里さんを守ります」
「え?」
「俺の家なら、彼氏さんもわからないですよね?」
「裕樹君…」
その夜、私は裕樹君のアパートに向かった。
自分のアパートには帰れない。
あの恐ろしい男が待っている部屋なんて。
同棲して一年になる彼氏とは、付き合い始めた当初はうまくいっていた。
同棲することになった時も、もちろんラブラブ。
でもいつからか、あの男は私をものすごく束縛するようになった。
仕事中なのにメールがひっきりなしにきて、それを返さないと怒られる。
男性の連絡先は全部消された。
ちょっとでも反抗すると、彼はますます私を疑い、そのうち手を上げるように。
私はとうとう家を飛び出して、漫画喫茶やビジネスホテルを転々とする生活を始めた。
彼氏に見つからないように、息を潜めて。
そしたら彼氏が会社に怒鳴り込んでくる事態に。
後輩の裕樹君はたまたまその応対をすることになり、私はいないと咄嗟に嘘を吐いて追い払ってくれた。
その上、部屋まで貸してくれて…。
本当に頭が上がらない。
「最近ずっと顔色が悪いなって心配だったんです。ホテルを転々とするのも、きっと負担になってたんですよ」
裕樹君の部屋で温かいココアを飲むと、ほっと心が落ち着いた。
「ありがとう、本当に…」
ぽろぽろと涙が零れる。
裕樹君はそっと私を抱き締めてくれた。
「裕樹君…」
「俺、ずっと美登里さんのことが好きだったんです」
「え…」
「でも、彼氏さんがいるって聞いて、諦めてたんです」
頬を染める裕樹君を見つめていると、胸の中に温かいものが広がった。
私は我慢できず、彼にキスをした。
「美登里さん…!?」
「裕樹君…お願い、私を受け入れて」
ずっと誰かにすがりつきたかった。
もう一度キスをすると、彼は舌を絡めて激しいキスをしてくれた。
「んっ、んむ…んんっ」
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