彼を思ってオナニーしてたら帰宅してきてバレちゃった…!そのまま玄関でラブラブエッチ開始! (ページ 2)

「あ、あん、ん…!」

一番感じる部分を求める様に、自然と指が動く。

腰が快楽を求めて揺れ動き、甘い声が自然に溢れ出す。

「ああ…、和人、和人…、おねがい」

ぐちゅぐちゅと指を出し入れしながら、うわごとのように「お願い、はやく」と繰り返す。

もっと太いのが欲しい。私の指と違って、赤黒く熱く固いあれで中を突き上げてかき回して欲しい。

もう、もう早く、和人のが欲しい。

全く足りない太さと長さの指を出し入れしながら、全身を痙攣させる。

こんなにいやらしい女だと知られたら軽蔑されるだろうか。そう思うだけでもゾクゾクするのだから、自分はMなのかもしれない。

「和人、和人、あ、あ、イッちゃう…」

自分の中から、熱が込み上げてくる。

チカチカと視界に星が散り始め、もうイけそう、と思った。その時。

ピリリ、と突然、枕の横に置いていた携帯が鳴った。

「い、今…?」

あとちょっとでイけるのに。なんて空気の読めない相手だ、と思って着信表示の名前を見た瞬間、私は目を見開いた。

「和人…」

まさに今、妄想していた彼の名前だった。

ピリリリと鳴り続ける着信音を無視出来ない。

私は自分の中から指を引き抜いて、快感でうずうずしている体のまま慌てて電話を取った。

「…もしもし」

なんとか息を整え、たった今までしていた行為を気付かれないよう静かに声を出した。

『あ、美樹?これから帰るよ』

「え?え?仕事は…?」

『やっと落ち着いたから、午後から半休もらっちゃった。美樹に一秒でも早く会いたくって』

「和人…」

和人の愛を感じて私の胸はキュンと甘くときめいた。

…けど、自分の現状を思い出してハッとする。

「え、えっと和人、今、どこ?」

『もう玄関前』

「えっ!」

『合鍵で入るから、ゆっくりしてていいよ』

「ちょ、ちょっと待っ…」

通話が切れると同時、玄関の方でガチャガチャと鍵を回す音が聞こえた。

早すぎる!と、私は乱れていた服を慌てて着なおし、ばたばたと玄関へ向かった。

「和人…!」

「美樹、玄関まで来てくれたの?ありがとう」

突然がばっと抱きしめられて、驚いて硬直してしまった。

「ん、ん…っ!」

そのまま和人が覆いかぶさってきて、押し倒された。

「ぁ、ん…ん…ちょ、ちょっと、和人…」

びくっと腰が跳ねると、嬉しそうに笑った和人に唇を塞がれた。そして和人の手は、私の胸を揉むように掴んでくる。

「ん…、ん…」

いくら最近ご無沙汰だったとは言え、早急すぎる。そう慌てる私に、唇を離した和人が意味ありげに笑い、腰を押し付けてきた。

「ちょ…、え…っ」

覚えのある、熱を帯びた硬さが押し付けられ、頬が赤らむ。

「た、立ってる?なんで」

「なんでって、美樹が一人でしてる姿なんて見たら、こうなっちゃうよ」

「えっ」

にやにやと妙にスケベそうな笑みに、私は全てを察した。

この部屋は一階で、ベッド横の窓は通路に面している。一応カーテンは閉じていたが、おそらく隙間が開いていたのだろう。

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