無言電話につきまとい…―だけど彼には相談できなくて… (ページ 3)

毎日ずっとしつこく電話をかけられていたこと

さっき夜道で襲われそうになったこと

話すほどにさっきの出来事を思い出して、泣きそうになる。

そんな情けない顔を見られないように背を向けて話しを続けた。

「怖かったな」

後ろから優しく抱きしめられて、堪えてた涙が次々と溢れ出す。

『うっ…夏樹くん…ッ…』

「もう大丈夫だから、な。」

なんでだろう

夏樹くんの声がすごく優しいから

背中があったかくてホッとするから

涙は溢れて止まらないのに、ほんとに大丈夫だと思えてきた。

『…ありがとう』

振り向けば、愛おしい目で私を見つめる夏樹くんと視線が重なって、どちらともなく口付けた。

名前を呼び合いながら、お互いを求めて何度も何度も。

「ほんと、自分が可愛いって自覚ある?」

『そんな、私、可愛くないよ、全然…』

「可愛いから。こんな女の子がいたら誰だって好きになんの、理性なんかなくなんの」

後ろから器用に私の服を脱がしながら、あっと言う間に一糸纏わぬ姿にさせられる。

首に、背中に、優しく降り注ぐキスの嵐。

『んッ…はぁ』

「変な男に汚されたとこ、全部綺麗にしてあげるから」

体中を這う舌に翻弄される。

『あぁっ、夏樹ッ…』

「消毒」

『はぁ、あっ、やぁ…』

いつもより優しくゆっくりとした前戯に喉の奥がの方がきゅーっとした。

涙がこぼれた

気持ちいいから

好きだから

「可愛い声あげて…こんなに硬くしちゃって」

指で両胸の突起を摘まれ、ふたつの膨らみを円を描くように揉みしだかれる。

『あっ…はぁ、やっ、あぁ』

夏樹くんの愛撫に溺れてひたすら甘い声が漏れる。

「こっちも触って欲しい?」

胸にあった手がゆっくり下へと降りていく。

『うん、触って…』

「いつになく素直だな。ほら、こっち向きな」

夏樹くんと正面から向き合う。

『立ったまま?』

「うん」

すでに蜜が溢れ返ったそこにズプッと入ってくる、夏樹くんの男らしい大きな指。

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