「たまには、俺のこと責めてみろよ」急にそんなことを言われて…

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「たまには、俺のこと責めてみろよ」急にそんなことを言われて… (ページ 1)

「なぁ、梨香」

「んー?」

私達2人はソファに並び、テレビを見ながらまったりと過ごしていた。

翔が私に問いかける。

「もっとこっち来いよ」

「わっ…」

私の腰に手を回し、ぐっと引き寄せる。

どうやらもう少しくっつきたいみたいだ。

私はその要望に応えようと、翔の隣にピタリとくっついた。

「…はい。これでいい?」

「んー…やっぱこっち、座って」

そう言いながら翔は自分の膝をポンポンと叩く。

膝の上に乗れってこと…?

私は翔を背中に膝の上に座った。

「ちがう。こっち向いて」

私が背中を向けたのが気に入らなかったのか、私の体をくるりと反転させ、自分の方へ向かせる。

私が翔に跨るような形になった。

「急にどうしたの?」

「…別に。くっつきたくなっただけ」

そう言って目の前の私の胸に顔をうずめた。

な、なにこれ…!

可愛い…!!

珍しく甘えてくるようなその仕草に、心臓がドキドキと高鳴る。

「翔、可愛い」

ふふっと笑いながら言うと、翔の顔がこちらに向き、嫌そうな表情を見せる。

「…あ?嬉しくねぇ」

するりと私のうなじに手を伸ばし、ぐっと唇が重なった

「んんっ…ふ、ぅ…」

息を吸おうと開いた唇の隙間からすかさず翔の舌が入り込み、甘い声が溢れる。

「んっ…んんっ…はっ…」

少し強引でありながらも、愛を感じられるようなそのキスに頭がぼぅっとしてきた。

とろんとした瞳で翔を見つめる。

「…今のお前の顔の方が可愛い」

「えっ…翔っ…」

突然の褒め言葉に顔が熱く火照る。

翔の手が服の中にするりと侵入してきた。

「ひゃっ」

つつ…と背中を撫でられる。

「んっ…ぁ…」

「その顔も、すげーイイ」

「もぅっ!ばか…」

からかうような瞳が目の前に映った。

すると翔の手がピタリと止まり、何かを考えるようなそぶりを見せた。

「翔…?」

「なぁ、梨香。たまには、俺のこと責めてみろよ」

それは突然の翔からの提案だった。

「えっ…?な、なに言って」

私は思わず目を丸くする。

「いつも、俺が責めてるだろ?俺も、たまには責められてみたい」

無茶振りだ……!

「そんなっ…できないよっ!どうすればいいかわかんないし…」

「俺がいつもしてるみたいに、真似してみ?俺を、ソノ気にさせてみろよ」

ニヤリと笑いながら翔が私を見つめる。

絶対、面白がってる…

「や、やだ」

「俺はお前をソノ気にさせるのなんて、簡単だけどな」

そう言いながら、再び私にキスを落とす。

「んんっ、ん…ふ、んっ」

私の背中にあった翔の手がブラのホックを慣れた手つきで外し、前へと滑り込む。

締め付けから解放された胸が、ぷるんと跳ねる。

右手で胸全体を優しく包み込まれた。

「あっ…!んっ、んぁ…」

私のうなじに置いていた手にぐっと力を込め、引き寄せられる。

翔の唇が首筋を伝う。

ちゅ…と音を立てながら舌を這わせる。

「あっ…あっ、んっ」

思わず翔のシャツをぐっと握る。

と同時に、胸の突起をきゅっと摘まれた。

「あぁっ!は…んぅ、翔…」

このまま、触ってて欲しい…

そう思うのに、翔の手はスッと私の服から出ていった。

「ほら、ソノ気になっただろ?」

翔の勝ち誇った様な顔にむっと眉を寄せる。

悔しい…!

「ほら、俺にもしてみ?」

言われるがままに翔へと顔を寄せ、唇を重ねた。

自分から翔の唇を舌でノックし、隙間から滑り込ませる。

「ふ、ん…」

舌を絡ませ、時折ちゅ、と吸い上げる。

あまり上手くできず、やがて息が苦しくなり、唇を離した。

「はぁっ…は…」

「次は、どうすんの?」

楽しんでいるような翔の声にムッとしながらも、首筋に唇を寄せる。

いつも翔がするみたいに、ちゅっと音を立てながらキスをし、ゆっくりと舌を這わせる。

ちらりと翔の顔を伺うと、まだ余裕だとでも言いたげだった。

翔の服へと手を滑り込ませ、程よく鍛えられた胸板を撫でる。

その胸の突起をカリっと指で引っ掻くと、翔の体がぴくりと震えた。

気持ちいいのかな…

右手で突起を摘みながら、左手で翔の頭を優しく包み込む。

そのまま翔の左耳に舌を這わせた。

「っ!」

その瞬間、翔の体がびくっと跳ねた。

「えっ…翔…?」

「…なんだよ」

何事もなかったかのような翔の態度に、やはり勘違いかもしれないと思いながらも、もう一度、今度は耳の中に舌を忍び込ませるように舐めた。

「っ!んっ…」

…勘違いじゃない。

翔って耳、弱いんだ…

耳に唇を這わせながら、翔の男の部分へと手を伸ばす。

ズボンの上から撫でてみると、それは完全ではないが硬くなりつつあり、存在を主張していた。

手を滑り込ませ、下着の上から優しく包み込む。

「っ…は…」

また、翔の体がびくりと震えた。

「…翔。耳、気持ちいいんでしょ」

翔の耳元で囁いてみる。

「っ…うるせぇ、気のせいだ」

少しムキになって言い返してくる翔が可愛く思えた。

ズボンと下着を降ろし、翔のモノに触れる。

たどたどしい手つきで優しく包み込み、上下にゆっくりと動かした。

「…っ……」

翔の気持ち良さそうなその顔がもっと見たくて、彼の足の間に座り込み、その肉棒にキスを落とした。

ぴくりと震える彼のモノ。

その先端に、チロチロと左右に舌を這わせる。

「…っは、…」

徐々に質量を増すそれを口全体で包み込んだ時。

「っ!は……やっぱ、だめだな」

そう言って私の体を肉棒から引き剥がし、再び膝の上へと向かい合う形で座らせた。

「翔…?もしかして、あんまり良くなかった…?」

いきなり動きを止められた事に不安を感じ、しゅんと俯く。

すると翔は私のうなじに手を回し、唇を重ねた。

「んっ…ふぅ、ん…」

唇を離し、翔が口を開く。

「ちげーよ。すげー、良かった」

「じゃあ、なんで…」

「良かったけど、俺はやっぱり責められるより、責めて、乱れる梨香が見たい」

ニヤリと笑いながらそんな事を口にした。

「なっ…!何言って…」

「今日は、覚悟しとけよ?」

妖艶に微笑む翔に、体の火照りが増した気がした。

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