彼の誕生日におねだりされた目隠しプレイで快感の闇に突き落とされて… (ページ 2)

「や……」

 そんなに見ないで、と体の向きを変えようとした時、

「じゃあ、見ないようにするよ」

 と、雅通は笑いを含んだ声で言って奈南を四つん這いにさせ、秘部の入口に熱のかたまりを押し当てた。

 ためらいなくぐぷっ、と押し入ってくる感覚に奈南の腰がビクッと揺れる。

 肉棒が一気に奥まで侵入し、グチュゥッと愛液が音を立てる。貫かれた衝撃に奈南はヒュッと息を飲んだ。

 雅通は、最初から強い勢いで腰を振ってきた。

「あ、ぅあっ、いやっ、ああっ」

 彼に貫かれ揺さぶられることを悦ぶようないやらしい水音は、奈南を聴覚からも犯していく。息をすることもままならなくなるほど激しく膣内を出入りする肉棒を、まるで拒むように締め付けてしまうが、それはかえって彼の大きさをはっきりとわからせ奈南を悶えさせた。

「も、もっと、ゆっくり……あんっ」

 ほとんどかすれ声でそれだけを訴えた直後、最奥を犯されて腰が跳ねる。逃げかけた奈南の腰は雅通の力に引き戻され、凶悪な先端がもっと奥を暴こうとぐりぐりと押し付けられた。

「ひっ、それいや……あぁッ!」

「逃がさないよ。今夜は、だめ」

 一種のサディスティックさを感じさせる声音だというのに、奈南の身体は期待に震えた。愛する人にメチャクチャにされたいという欲求がつのる。

 直後、その欲望に応えるように容赦のない責めが奈南を襲った。

 より激しい突き込みは、奈南に喘ぎ声以外を許さない。苦しいほどの快楽から逃げたいのに、奈南の腰は雅通の律動に合わせて揺れてしまう。自分から、もっと奥へとねだるように。

 最奥を責めてくる雅通のモノはまさに灼熱の肉杭で、その熱さと力強さは奈南に彼の想いの強さを伝えてきた。彼を受け入れている膣中は、もうずっと悦びに震えている。

 とめどなくあふれる愛液は腿を伝い、シーツにいくつもの恥ずかしいしみをつくった。

 ぐちゅっ、ぬぷっ、と雅通の熱い肉棒に奥を何度も突かれるたびに、奈南はまるで彼のカタチを丹念に覚え込まされているような錯覚に陥り、無意識に彼をぎゅぅっと締め付けてしまった。

 一瞬、雅通が息を飲む気配がした。

「やるね……。じゃあ、こっちももっと積極的にいこうかな」

 腰を押さえていた雅通の右手が、奈南のまるい尻のラインをなぞる。やわらかさを確かめるような手の動きに、奈南の背筋にぞくりと快感が走った。

 その指先はぐちょぐちょに濡れた二人の結合部をいやらしくなぞり、すっかり腫れあがって存在を主張する女芯に触れたところで止まった。

「だ、だめっ、そこはだめっ」

 ふ、と雅通が笑った気がしたとたん、とろとろに濡れた女芯がぐにゅっと押し潰された。

「アアッ!」

 気が狂いそうな甘い痛みに奈南は背をそらして震える。奈南を快楽に突き堕とすその指は、休まることなく小刻みに女芯を責め続けた。

 奈南はもう完全に雅通にされるがままになっていた。膣内からも前からも悦が襲い、何も考えられず雅通を受け入れるだけだった。

 腕の力が抜けたせいでベッドに押し付けることになった胸は、雅通に揺さぶられるたびに先端がシーツとこすれ合い、それがさらに奈南を快感に溺れさせた。

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