研修取材先は人生初のアダルトショップ!見習い処女ライターの初仕事はアダルトグッズでお試しエッチ! (ページ 2)
「キミ、大学生だから新卒になるんだよね…ウチみたいな小さな会社でいいの?」
私は、ゆらゆらの立ち昇る煙を見つめながら答える。
「はい…どこも内定をいただけなくて…私の方こそ採用になれば本当に光栄です」
「じゃあ、キミ、研修受けてみる?」
そう言って、今まで行なわれた研修で書かれた記事を見せてくれた。
どの記事も、「性」に関するものばかりで、アダルト色が強い。
私はそれらの記事を手にしたまま、思わず固まってしまった。
「こんな記事ばっかりやってるんだよ。大丈夫?」
「あ…はい…」
「ちっとも大丈夫ですって顔してないよ…佐倉さん」
名前で呼ばれドキリとしてしまった。
しばらく無言が続いた後、瀬能さんが言った。
「よし!じゃあ、これから取材についてきてよ」
「え?取材ですか??」
「そう。取材。アダルトショップへ行って、そこで商品の説明を色々してくれるから、写真撮って、いくつか商品を借りてくるんだよ」
「はぁ…?!」
「はぁ。じゃないよ。キミが商品説明をよく聞いて、使用してみて、記事を書くの」
「え?!使用して?そんなことできません!」
「止めておくならいいよ」
そう言うと、さっさと瀬能さんが出掛ける準備を始めたので、どうにでもなれ!という気持ちで、
「わかりました。ぜひ、取材に同行させてください!」
と口にしていた。
人生初のアダルトショップは、想像以上に素敵空間だった!
イメージしていた陰湿さはなく、店内は明るめの白を基調とした清潔感溢れる雰囲気。
海外のお客さんがいっぱい来店しているし、大勢のカップルや一人で訪れている人も、まるで雑貨店を覗いている雰囲気で気軽に買い物をしている。
1階から5階まで各階ごとにわかりやすいようにジャンル別で分けられ、もちろん商品を手に取ってみて、触れることができる。
私は頭がパンクしそうになりながら、お店の人から商品の話を聞き、メモを取っていた。
瀬能さんは、時々商品や店内の写真を撮って、私の様子をチェックしているようだった。
「じゃあ、これとこれと…。商品は返品不要ですので。女性の方の意見が知りたいから、いい記事を書いてくださいね!」
そう言われて、おもちゃのお土産を両手いっぱいに抱えながら店を出た。
そして、会社に戻るのかと思ったら、瀬能さんはいきなり近くのラブホへ私を連れて行った。
「ここ、ラブホテル…。すみません、私…入れませんっ!」
両手が紙袋で塞がっている私は、腕を引っ張られてラブホに入る。
「佐倉ちゃん、ラブホ初めて?…んなわけないよな。イマドキの女子大生が」
部屋に着くなり、瀬能さんはタバコを吸いだした。
「私、ラブホ初めてですし…私まだ処女です…」
「それ、マジ?」
「はい」
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