彼氏がかまってくれないことにいじけて、別の男の誘いに乗ってしまったら彼氏が……?

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彼氏がかまってくれないことにいじけて、別の男の誘いに乗ってしまったら彼氏が……? (ページ 1)

みさきはスマートフォンを確認した。

(もう夕方なのに連絡来てないじゃん……)

昼間に彼氏に送ったSNSには既読がつかない。

今夜はどうしてもイチャイチャしたい気持ちで、彼氏には誘惑的な写メールを送っていた。

その誘いを無視されたのがみさきにはショックだった。

みさきは今夜、オナニーをして寝ようかと思い、おかずになるような無料動画を探した。

スマホをいじっていると、前々からみさきに好意を寄せている光留からSNSメッセージが届いた。

「ねえ、みさきちゃん。今日もかわいいんだろうなぁ。かわいいお顔の写メ送ってくれない?」

いつもならスルーする内容だけど、今夜は暇だ。

みさきは光留に「いいよ」と、顔の写メを送った。

「うわ~。めっちゃかわいい! かわいすぎでしょ! 最高! めっちゃ好き!」

光留はみさきを褒めまくってくれた。

落ち込んでいたみさきのメンタルには栄養剤になった。

「この写メで何するの?」

みさきはあえてちょっと挑発した。

【オナニーする】と光留に言わせようと思った。

光留は「待ち受けにする」と返信してきた。

「待ち受けなの? エロいことしないんだ?」

みさきは訊いた。

「しないよ! したいけどしない。みさきちゃんを汚したくない! 俺の神だから」

みさきは自分の信者である光留を少したぶらかしてみたくなった。

「ねえ、今暇なんだけど、会う?」

みさきはメッセージを送った。

「え!! マジですか!! 会いたい!! 会います! どこでも行きます!」

なんでもいうことを聞き、100%主導権を握ることができる光留にいたずらをしてムラムラを晴らしてみようと思った。

ラブホ街がある駅で待ち合わせし、ちょっとお茶をする約束をした。

光留は先に到着して待っていた。

「うわ~。めっちゃかわいい! 今日のみさきちゃんすっげーかわいい! エロい!」

みさきは脚を出して胸が目立つ服を着ている。

そばの薄暗いカフェに入った。

店ではお酒も飲める。

でも、まずはふたりともコーヒーを選んだ。

「みさきちゃん、席座ってて! 俺が買っていくから」

光留の言葉にみさきは「うん」と微笑む。

みさきは今、パンティを履いていない。

スカートがめくれたら丸見えだと思うとハラハラした。

今夜は自分でもわかるくらいフェロモンが出ている、とみさきは思った。

「かわいいですね。遊びません?」

みさきは男の声のほうを向いた。

大学生風の男のナンパだった。

みさきは自分より年下過ぎる男に興味をもてなかった。

でも褒められることは嫌いじゃない。

みさきは「ごめんね。一緒に来てる男の子がいるんで」と断った。

光留はまだカウンターにいて気づいていない。

店の奥の席に座っていると、少し離れた距離に座ったさっきの大学生風の男がちらちらとみさきを見ている。

さらに、サラリーマン風の中年男がみさきをじっと見つめている。

視姦という感じの目つきだ。

そのうち、光留がコーヒーを買って戻ってきた。

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