掌に男の本能を感じて…クールで真面目な旦那様と久々の甘い夜

キャラクター設定

登場人物をお好きな名前に変更できます。

milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。

掌に男の本能を感じて…クールで真面目な旦那様と久々の甘い夜 (ページ 1)

「明日、弁当いらない、一泊の出張入った」

「えっ、そうなの」

下ごしらえしちゃった。

「夕食にする?」

「今日はいい、半端な時間に昼食取ったから」

受け取ったスーツをハンガーにかけながら、がっかりした。

明日の私の昼食は、豪華だ。

「荷造り、手伝おうか?」

「大丈夫、先に寝ててくれ、明日は6時前に出る」

ずいぶん早いんだね、と驚く。

そうだな、と上の空で返事をしながら、夫は書斎に入っていった。

日付が変わってだいぶたった頃、寝室のドアが開いた。

彼は私を起こさないよう静かにベッドに入ってくると、一瞬で眠りにつく。

背中を見ながら、考えた。

樹くんと結婚して3年。

大好きで結婚したし、なんの不満もないけれど。

お互い、一緒にいることに慣れすぎちゃったなあ、なんて。

贅沢な悩みなんだろうか。

(最近、さわってもらってないなあ…)

忙しい彼は疲れていることが多くて、頻繁に間が空く。

思い返してみると、三か月ほどしていないことに気がついて、愕然とした。

樹くんは、大丈夫なんだろうか、それで。

元から積極的に求めてくるほうでもないので、特に問題ないのかも。

コメント (0)

コメントを書く