「ゆうみちゃんごめんね?」
ふんわりする意識の向こう側で佐久がわたしの頭を撫でているのを感じた。
いつのまにか服を綺麗にしてもらい、ベッドに横たわったわたしは毛布をかけられていた。
「俺の大事な彼女の下着見られて、柄にもなく嫉妬しちゃった。」
薄目をあけると、わたしが起きていることには気づいていないようで佐久が申し訳なさそうな顔でこちらを見ていた。
「愛してるからなんだよ、ゆうみを。」
このまま寝たふりをしてればもっと愛の言葉をもらえるのかな?
そんなことを考えながらわたしは心の中でふふっと笑い、また眠りに落ちていった。
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