彼からデートの誘い…浮かれ気分で向かってみるとそこには… (ページ 2)

よく状況を飲み込めないまま手を引かれて連れて来られたのは可愛らしい内装をしたラブホテルの一室。

「え、え…なんで…ここ?」

意味がわからない。

どうして翔くんも??

ラブホテルですることなんて、ひとつしかないよね…

(大人っぽいことしねぇ?)

(楽しませてやるから。いつもの倍くらい…な)

…まさか…

「今日は俺ら2人で可愛がってやるから。いいよな?」

すぐに言葉の意味を理解した。

優しく微笑む夏樹くんの瞳と、ホテルの部屋が醸し出す雰囲気に飲まれて無意識に頷いてしまった。

そもそも最初から私に選択肢なんてなかったのかもしれない…

「ってわけで、よろしくね、莉子ちゃん」

翔くんがそっと私の手を取り、手の甲に軽くキスをした。

「失神するまで責めてやるから覚悟しろよ、莉子」

後ろからは夏樹に抱きしめられ、耳を甘噛みされる。

「んぁッ…」

優しく色っぽい翔くんの声と低く男らしい夏樹くんの声に体が熱を持ち始める。

「良い匂いする…女の子って感じ。いいなー夏樹。こんな可愛い彼女がいるなんてさ」

翔くんが首筋を舐めながら服の上から優しく胸を揉む。

「ンッ…やッ…」

やだ…夏樹くんがいるのに…

彼氏の前で他の男の人に触られて甘い声が出そうになる自分に罪悪感が芽生えて、声を抑えようと自分の手で口を覆うと、後ろからその手を掴んで剥がされた。

「声我慢するの禁止な。俺に悪いとか思うことねーから。鳴きたいだけ鳴けよ」

そう言って私の指を口に含む。

絶妙な加減で指を舐められ、そんな事にも敏感に感じてしまう。

「あっ、はぁ…ぁ…」

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